元システムエンジニアが語るIT業界の裏話 やりがいはあるが辛いよという話

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 2006年にシステムエンジニア(SE)を辞めて、8年がたちました。数年間ではありますが、非常にやりがいのある仕事であったと今でも思うことがあります。システムエンジニアとして、いくつかの現場を見てきましたし、同業者の実体験を聞くこともあったので、業界の裏話的なことを、ブログの記事として取り上げさせて頂きました。

 今後、システムエンジニアとして就職・転職される方向けに書かせて頂きます。

システムエンジニアになろうと思った志望動機

 わたくしは、大学時代から、プログラミングに興味があり、自作のCGIなどを作成し、ウェブ上に公開していたりしました。趣味の延長で、仕事にできればと思い、システムエンジニアという職を選びました。

 合同説明会などに参加し、30社ほど話を聞いて、勤務地や業務内容・会社概要(年数・規模・独立系か)などを考慮し数社に絞り、就職しました。

 実際に、IT業界に就職してみて、自分の実力を試したかったのと、システムエンジニアという職を1~2年でも良いから経験したかったのが、最大の志望理由です。実際に採用面接で言ったかどうかはあまり覚えていませんが、多分同じようなことを言ったかもしれません。

IT業界の裏話

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 何も知らず、IT業界に飛び込んだわたくしは、予想していた以上に、驚くことばかりでした。簡単に箇条書きすると

  • 労働時間は長い週に70時間くらい。忙しい時は80時間/週は越えていた。
  • 労働時間が長いのに、残業代はほとんどCUT
  • 覚えることが多すぎる。覚えないと知識不足で、できる仕事の範囲が減る。
  • プロジェクトの仲間のスキルによって、自分への負担が大きくなる。
  • 定年が早い?40歳以上のSEはあまり見たことが無い。
  • 上流工程の設計不足で、相次ぐ理不尽な仕様変更に悩まされる。
  • 他の業種と比較すると、システムエンジニアの給料は安い。2年目で年収400万しか無かった。
  • 退社率が高い。別の言い方をすると、転職は当たり前。同期の2割以上は、3年以内に消えていた。

 上記以外に、書類の捏造は良くありましたね。どのプロジェクトでも、プログラムの品質に関する書類を提出します。プログラムの規模によって、バグの件数がどれくらいあるのかという書類です。多すぎたり少なすぎたりすると、「ちょっとおかしいんじゃないのか??」と突っ込まれてしまうので、実際にあったバグをもみ消したり、バグなんて無い完璧なプログラムに無理矢理バグを作ったりは、当たり前でした。

 内部設計書なんてのも杜撰でした。仕様書を読んでプログラミングをするのですが、参加したプロジェクトで、完璧な仕様書を見たことがありませんでした。仕様書は、納品するためのオプション的な存在でしたね。こんなのでいいのかな?と思いました。案の定、プロジェクトに新規参加したメンバーが、仕様書を読んだだけでは全く理解できてませんでした。

 

やりがいはあるが、辛い

 
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 過酷な労働環境の中で、ストレスと向き合い仕事をすることは当たり前でしたが、その中でも新しいことを覚えスキルアップできた時は、「ものすごくやりがいがある~!」と実感できました。

 しかし、やりがいより辛いということが多かったです。給料が安いのは特に気にしませんでしたが、プライベートの時間が少なかったのが、辞めるきっかけになりました。終電で帰宅し、2~3時間仮眠したら起きなくてはならないし、土日なんて無い様なものでした。これが10年、20年続いたら・・・と考えたら自分の人生どうなのかな??と思いました。

 プライベートの楽しさがあるから、仕事ができるわけで、社員のプライベートの時間すら与えることが出来ない会社にこれ以上貢献するのは…という不満から3年我慢しましたが、結局やめることになりました。

さいごに

 これからシステムエンジニアを目指そうと思う方に

  • 一生SEで食べていくには、常に勉強と隣り合わせ
  • スキルも大事だが、長時間労働に耐え抜く体力が必要
  • IT業界は残業は当たり前、休日出勤も多いことを念頭に
  • 就職した会社が、いわゆるブラックとわかったらすぐに転職を考えて

以上の4つをアドバイスしたいと思います。

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