現場の声を一切無視する経営は失敗する
ビジネスをするうえで、現場の声を生かさないのは、失敗することが多いです。個人ビジネス、法人ビジネスに関わらず、言える事です。
近年では、業績を伸ばそうと、大手企業でも、積極的に全社員から意見を聞けるような仕組み作りを構築しています。サービス業では、顧客の声を経営に生かそうと、「クレームを出してくれたら謝礼します」なんて企業も見受けられます。
現場を知らない経営陣が現場のルールを作ってはいけない
現場を知らない経営陣が現場のルールを作るのは、失敗するリスクを負うことになります。現場を知らないから、数字だけで物事を決めてしまう、提案してしまうことになってしまいます。結果を求めるなら、まず現場の声が重要です。当たりのような話ですが、実際に出来ていないことが多いのが現実です。
結果だけを見て、
- 昇給昇格
- クビにする・リストラ
などをしている経営では、必ず落ちるところまでおちてしまいます。
とは言え、現場の人間が経営にものをいうのは、難しいかもしれません。株式会社の株主とかなら別の話しですが…。会社によっては、経営者に意見を述べることが難しいこともありますし、逆にメールや電話で直接経営陣に意見を言えるような会社も多数あります。
1従業員が、経営に口をつっこむのは、難しいかもしれませんが、積極的に実施するべきです。もし貴重な意見が、経営に生かすことが出来ず、会社が潰れれば潰れたで、経営の責任です。意見を聞くのも経営の重要な仕事です。
ビジネスとして成り立たせるためには、現場の力を借りなければなりません。現場の声をいかに聞きだし、全社員が一丸となって、目標の設定、ルール決めを行う必要があります。
現場を知らない経営者が、現場の声を無視したワンマン経営をしてしまうと、下から不平不満も出てくることもあり、モチベーションの低下により、ビジネスの品質の低下を招くことになってしまいます。
意見を出すときは、どのように?
闇雲に、意見を述べるだけではなく、その提案に対し、
- どのような効果があるのか?
- どれくらい影響があるのか?
- メリット・デメリットは?
- 誰がどのように改善したらよいのか?
など、できるだけ詳しくまとまっていると、経営側も、現場の声を生かしやすくなります。
さいごに
現場の意見を聞くことが重要と述べてきましたが、実際には、愛社精神がなく、なかなか意見を出してくれない人も多いです。また意見を出すほど提案力の無い作業員もいます。
どのような環境でも、現場の声を取り入れようと努力する姿勢を見せ、現場の貴重な意見を集めることが、経営の腕の見せ所なのかもしれませんね。
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