スネップ(SNEP)と言われる孤立無業者の問題が注目されつつある。
近年、ニートやフリーター問題が、メディアにたびたび取り上げられています。社会問題化しているニート(NEET)ですが、最近ではスネップ(SNEP)と言われる孤立無業者の問題が、注目されつつあります。
わたくしもニートかつスネップの経験者です。2000年代半ばには、スネップ人口が100万人を突破したとされています。
参考サイト:スネップ(WIKI)
スネップ(SNEP)の定義は?
スネップの定義は?下記の2つの条件を満たしている場合に、スネップに該当します。
- 20歳~59歳までの未婚の無業者
- 普段一人でいる、もしくは家族のみしかいない
スネップ(SNEP)は、solitary non-employed personsの頭文字をとって、SNEPと呼ばれるようになりました。
ニートとスネップの違いは?
ニートとスネップの違いは、簡単に言えば、家族以外の交流が、有るか無いかの違いです。
ニートとは、「求職活動をしていない未婚の34歳までの無業者」と定義していますが、スネップは、求職活動の有無は関係なく、「家族以外との交流が無い20歳から59歳の未婚の無業者」です。
スネップには、2つ種類があります。
- 一緒にすごす家族がいる … 家族型孤立無業
- 一緒にすごす家族がいない … 一人型孤立無業
仕事もせずに、人との交流も無いとなると、刺激の無いワンパターンな毎日をおくることになりますよね。病気などで働けない、外に出れない場合を除き、働けるなら働いたほうが楽しいですし、人との交流も多くなり、充実した毎日を送ることができるはずです。
スネップかつニート
スネップでありニート(59歳までの高齢ニートも含む)でもあるスネップニートが、20歳~59歳までの未婚無業者の3割を占めているそうです。
わたくしも、スネップかつニートの経験があります。起業前の勉強などの期間ですが、ほとんど外の交流が無かったです。対人ストレスが無いのも、またストレスでした。仕事もせず、一人でいると、考えてはいけないネガティブなことまで考え、少々ウツ気味になってしまったこともあります。
仕事もなく、交流もなく、何も無い状態が続けば、何らかの形で、悪い影響が出てきてしまいます。
脱スネップするには?
スネップに多いのが、
- ネガティブ
- めんどくさがり
です。
ネガティブで、めんどくさがりだから、なかなか職探しができないのです。
仕事も大切ですが、やはり人との交流がないと、人生がもったいないです。せっかく人として生まれてきたのなら、一緒に仕事したり、食事したり、意見を交わしたり、ときには恋愛したりしたいですよね。そのためには、脱スネップです。
仕事をしていないと、収入がないので、外部との交流が少なくなり、スネップになりやすいです。
今現在、スネップであるという方は、バイトでも派遣でもいいから、勇気を持って一歩前進してみてください。テレビやネットゲームに没頭するのも楽しいかもしれませんが、仲の良いパートナーを作るのも、楽しいものです。
さいごに
働いていたほうが、精神的にも経済的にもゆとりがうまれます。現在、スネップだけど、体が丈夫で働けるなら、頑張って一歩を踏み出してください。身の回りにスネップがいるのであれば、何か手助けをしてあげてください。
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