近年、流行りつつある「お盆玉」とは?ポチ袋はどんなものを?

 お正月には、お年玉と称して、お子様にお小遣いを渡すのが、わが国の習慣です。近年では、お盆になると、「お盆玉」というのが定着しつつ、お年玉同様に、ポチ袋にお札を詰めて、子供に渡すのが流行りつつあります。

お盆玉とは?

 親戚の子供を対象に、お年玉と同じように、お小遣いを渡します。期間は特に定まっていないようで、お盆の期間に親戚が集まった際に、ポチ袋に入ったお小遣いを渡す光景が見られるようになりました。

 受け取る側としては、景気の良い話ですが、親戚に子供が多い方は、非常に痛い出費となってしまいます。

お盆玉の相場

 地域や家庭により、金額は様々のようですが、お正月のお年玉より少ないのが一般的です。お正月にお年玉を渡し損ねた場合は、お盆玉を少し多めにして渡す方も多いようです。

 基本的に、お小遣いを渡すのがお盆玉ですが、中には

  • お菓子・ケーキ
  • おもちゃ
  • 自転車
  • ペット

など、お金ではなく”物”をプレゼントする方もいます。これはお正月と同じ光景ですね。

ポチ袋

 お金を入れるポチ袋ですが、お年玉袋と同じようなもので構いません。スーパーのレジ付近に、お盆の数週間前から、販売しています。

 ちょっとオシャレな袋に拘る方もいらっしゃるようですが、ほとんどの方が市販の安いポチ袋で、済ませています。

お盆玉が与える景気への影響

 銀行に眠っているお金を引き出し、市場に出ることにより、少なからず景気に良い影響を与えます。2015年現在ですが、お盆玉が浸透していない地域もあるようで、景気への影響としては限定的のようです。

 今後、「お盆玉」が、どんどん普及していくのであれば、お盆商戦として、和菓子屋(おはぎ関連)だけではなく、

  • おもちゃ屋
  • 本屋
  • 洋服屋・靴屋

などが、忙しくなるでしょう。

 とは言え、あくまでも「お盆玉」が普及した場合の話です。もしかしたら、お盆玉は、それほど浸透しないかもしれないし、消滅してしまうことだって起こりえます。

さいごに

 お盆玉を目当てに、疎遠になりつつある祖父や祖母に会いにいくお孫さんもいるかもしれません。そう考えると、お盆玉は、金銭面だけではなく、渡す側・渡される側の双方にとって、良いイベントなのかもしれません。

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