LINEのIDの公開は、非常に危険であり、リスクを伴う
モバイル端末のアプリが普及するようになり、情報のやりとりは、LINEで行うのが当たり前になってきました。電子メールより、LINEを利用するという方が、増えてきました。メールより利便性があり、電話番号・メールアドレスの情報は一切不要で、LINEのIDを知っていれば、やり取りが可能だからです。
そんなLINEのIDですが、うかつに、ネット上に公開してしまうと、非常に危険であることを知らない方が多いです。どんな危険なことがあるのか、どのようなリスクがあるのかをまとめてみました。
Contents
危険1:スパムが届くようになる
LINEの仕様上、知らない方からのメッセージを受信することができてしまいます。メールの場合は、メールアドレスが漏れると、迷惑メールが永遠と届くようになります。それと同じで、LINEでも、LINEのIDが業者に漏れてしまうと、永遠と迷惑メッセージが届くようになります。
日に日に、迷惑メッセージが多くなり、最終的には、複数のスパムアカウントから、毎日100通以上のメッセージが届くこともあるでしょう。
知り合い以外のユーザからのメッセージを受信しないように設定することもできますが、この設定は不便なこともあり、できれば設定したくないところです。
危険2:アカウントの乗っ取りも起こりえる
LINEのIDを公開していると、知らない方からのメッセージを受信することもできてしまいます。あたかも貴方の知り合いのようなメッセージを送ってくる方もいます。「面白いアプリあるから、インストールしてみて!」なんて言う胡散臭いメッセージとURLが一緒に記載されていたら、危険です。
どんなアプリか知らず、安易にインストールし、個人情報が流出したり、LINEのアカウントを乗っ取られたりすることも起こりえます。乗っ取られることにより、他のLINEメンバーにも、被害が拡大する恐れもあります。
知らないアカウントからのメッセージは、削除&ブロックで対処するのが一番でしょう。
危険3:個人情報が漏れ、悪用されることも
LINEの登録名を本名で、プロフィールの写真を実際の顔写真で登録している方は、注意が必要です。LINEのIDから、他のSNS(twitter、FaceBookなど)のアカウントを推測できてしまうのです。SNSなどに登録している名前・写真が一致することから、個人に関する詳しい情報(生年月日や年齢など)が漏れてしまい、ストーカー被害にあったり、悪用されてしまうケースも多々報告されています。
LINEのIDを公開することで、自分の知らないところで、個人情報が晒されている場合も考えられます。
危険4:無駄なパケット通信費が発生する
知らない方から、迷惑メッセージだけではなく、画像や動画などサイズの大きなファイルを送信され、パケット通信量が多くなり、携帯プランによっては、予想もしない携帯料金が請求されたりすることも。
メッセージの受信拒否設定は、使うべき?
友達以外からのメッセージを受信拒否にすることもできますが、昔の旧友が、登録前にメッセージを送ってくる場合があります。結婚して苗字が変わっているケースもあるので、実際にメッセージを受信しないと、旧友かどうか判別が難しい場合があります。
「知り合いかも?」の一覧に表示されていても、「この人誰だろう?」と思い、実勢にメッセージを送ってみたら、学校の同級生だったということも普通にありえます。
スパム業者からの迷惑メッセージが大量に届く場合は、致し方ないですが、極力”メッセージ受信拒否設定”(友達以外からの受信拒否)は、使わないことをお勧めします。
まとめ:個人アカウントで、LINEのID公開はメリットが無い
個人で使用しているアカウントで、LINEのIDを公開することは、メリットがありません。一部のユーザは、集客のためにLINEのIDを公開していますが、
- 個人用
- ビジネス用
と使い分けている場合が多いです。
企業の公式アカウントなどは、ビジネス用なので、多くの方に登録してもらうことに意味があります。個人アカウントで、同じことをやってしまうと、様々な危険な目にあってしまいます。
さいごに
LINEは、使い方によってはリスクを伴うことを理解しておいてください。今後、LINEの仕様変更により、当記事で記載した情報が、正確ではないこともありますので、予めご了承ください。
関連記事