昇格・出世で性格や態度が豹変するような上司に誰もついてこない話
昇格・出世を機に、性格や態度が急変してしまうような方が職場にいませんか?
- 先輩に対して「さん」付けで読んでいたが、出世後は、呼び捨てで、命令口調
- 自分ができなかったことを、出世後には、平気で要求
性格だけではなく物の考え方まで、豹変してしまう上司に、部下はついてくるのでしょうか?
※豹変:悪い意味で、変わってしまうこと。
上司として失格
下っ端の辛さをわかっているのにも関わらず、出世したら、自分が(下っ端の時に)できないことを、わかっていて要求してくる上司は、誰も支持してくれません。
出世前は、「これはできない、これじゃ無理、管理側が悪い」と、上司にいちいち文句をつけ困らせていたが、いざ自分が管理する立場になれば、「なんで出来ないんだ?無理じゃないだろう?部下が悪い」と豹変してしまう。
本当に一部の人間ですが、周りのことが考えられない自分中心の偏った考えの人は、少なからずいます。
できるわけないことを、平気で要求するのは、一番嫌われます。できないなりに、一緒に考え頑張ろうという考えを持たなければ、部下はついてくるはずがありません。
部下は見ている
上司の情けない豹変っぷりは、部下の方は、しっかり見ています。
昇格・出世して偉くなっても、腰の低いままで、しっかりとした考えを持ち、部下の方を信頼し、尊重しているような方には、部下だけではなく、さらに上の立場の人間からも、支持されます。
職場で多くの方に支持されれば、アフターファイブなどのプライベートでも、人気者のはずです。
豹変し、足をひっぱる上司
豹変したことで、もっぱら噂のネタになるのが落ちです。部下はついてこず、優秀な従業員は、どんどん職場を去ってしまうのが自然です。
豹変した上司の影響で、会社から人材流出といったことは、日本の企業では当たり前に起こっています。仕事だけではなく、会社経営にも足をひっぱってしまうことは、非常に問題視するべき点だと思います。
出世しても豹変しないことが、100%正解とは言えませんが、人を引っ張っていく立場の人間が性格・態度をコロコロ変えているようでは、部下が育つどころか、誰もついてこないし、どんどん腐らせてしまいます。
もしまわりに、豹変上司がいたら
自分も身近に、出世したら豹変してしまうような方がいたら、自分はあのようになってしまってはいけないと反面教師としてみてください。
周りからは、陰口を言われ、飲み会のネタにされ、見ていて痛々しいです。
この記事を読んだ方には、かりに人の上に立つ人間になったら(既になっている場合でも)、部下は道具ではなく、大事なビジネスパートナーとして、接してください。仕事でもプライベートでも、部下と楽しく交流できたら、面白いですよね。
さいごに
だいぶ前ですが、旧日本軍で軍人として活躍されていた方に聞いた話ですが、当時は「上官の命令は絶対」だったそうです。出世しても、部下をいたわり、暖かく接していた方は、やはり部下の士気が高かったそうです。出世したら駄目になってしまった上官は、何人もいたそうです。
映画「硫黄島からの手紙」で、「良い上官はムチだけではなく、頭もつかわんとな」という台詞がありました。厳しくすることだけが、立派な軍人さんでは、無いんですね。
関連リンク
今回の記事に関連したサイトです。参考までに。
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