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職場で、迷惑をかける人について考えてみた。

職場で迷惑をかける人 コラム
職場で迷惑をかける人

 職場で迷惑をかける人の存在は、誰にとっても避けて通れない悩みのひとつです。

 この記事では、私自身の経験から「迷惑をかける人にはどんな特徴があるのか」「どのような対策が考えられるか」を、私なりにまとめてみました。

迷惑をかける人は2つのタイプ

迷惑をかける人は、おおまかに2つのタイプに分かれると考えています。

  • タイプA:悪気はないが、能力・体力不足で周囲に負担をかける人
  • タイプB:周囲を巻き込み、明らかに職場へ悪影響を及ぼす人

 例えるなら、アニメのドラえもんで言う「タイプA=のび太」「タイプB=ジャイアン」のようなイメージです。

 こうした“迷惑社員”はどの会社でも一定数発生します。本来であれば採用段階で弾けるのが理想ですが、採用ミスが起きると、周囲がその被害を受けることになります。

タイプA:「能力・体力不足の迷惑社員」

 このタイプの人は、どの職場にも必ずいます。

 本人に悪気はなくても、能力不足で仕事が遅れたり、体力がなく休みがちなため、周囲がフォローに追われるケースが多くなります。

 チームで働く場合、他のメンバーの負担が増え、不満がたまりやすく、信頼関係が損なわれることもあります。

 最近ではAIの活用により、能力不足はある程度補えるようになりましたが、それでも限界はあります。

タイプB:「周囲を巻き込み型の迷惑社員」

 実際に私が過去の職場で出会った迷惑なタイプを挙げます。特に印象に残っている人たちです。

・スピーカー
 あることないことを周囲に広める。自分のことは棚に上げて他人の悪口を言いふらす。お喋りが多いため仕事の手が止まり、生産性も低い。ランキングにするなら文句なしの1位です。(関連記事:職場で口が軽い人)

・仕事放棄
 気に入らないことがあると、突然かっとなり仕事を投げ出して帰る人。翌日は何事もなかったように出勤し、「昨日は切れちゃってごめんね?」で終わり。自分中心で、他人に与えた負担をまったく気にしないタイプです。(関連記事:職場で楽をする人)

・時間を守らない
 遅刻が当たり前。謝る様子もなく、注意されても改善しない。ここまで来ると、就業規則違反で解雇されてもおかしくありません。

・独自ルール
 明確な作業手順があるにもかかわらず、勝手に自分ルールで作業する。効率も悪く、ミスも増え、周囲と会社の両方に悪影響を与えます。

 

 周囲を巻き込むタイプは、まるで職場の“癌”のような存在です。おそらく幼少期の環境など、人格形成の段階で問題があったのではないかと感じることもあります。

対策は難しいが、考えてみた

 正直に言えば、能力面・性格面のどちらも職場とアンマッチしており、採用後に迷惑社員化してしまった時点で手遅れです。同じ船に乗せてはいけない相手だったということです。

 本来は、採用前の段階で未然に防ぐ必要があります。性格診断テストや、職歴の短期離職が続いているかなど、少しでも違和感があるなら採用を避けるべきです。

 この記事を読んでいる方は、すでに職場に迷惑社員がいる状況で、どう対処すべきか知りたいのだと思います。ここからは、私なりの考えをまとめます。

 

 タイプAの「能力・体力不足」の場合は、教育・人員配置・増員など、社内の仕組みである程度カバーできます。

 問題は、タイプBの「周囲を巻き込む迷惑社員」です。

 他のブログではいろいろな小手先の解決策が紹介されていますが、これはほとんどが性格の問題であり、一般社員がどうにかできるものではありません。相手の性格を変えることは不可能です。

 どうしても対策するのであれば、現場の管理者・会社の経営者に動いてもらうかありません。いわゆる「解雇」の1択だと思います。「ここを直してね」と言って直るなら、そもそも迷惑社員になっていません。

 また、AIの台頭により、人員整理が多少あっても職場は回るようになっています。AIは指示通りに動き、文句も言わず、周囲を乱すこともありません。迷惑社員よりよほど優秀です。

 自分が迷惑社員からすでに被害を受けているにもかかわらず、管理者・経営者がその状況を放置し、対策を取らないのであれば、転職を検討することも必要です。

 わたしは、より良い環境を見つけ、会社をあとにしました。

さいごに

 就職氷河期の頃は、学生が“叩き売り”のように扱われ、一定以上の水準がないと入社できませんでした。しかし時代が変わり、現在は人手不足による売り手市場が続いています。そのため、多少難のある学生でも採用せざるを得ず、アルバイトやパートも365日求人が出ている状態です。面接に行けば、ほぼ誰でも受かる“フリーパス”の状況と言えるでしょう。

 このような状況は、結果として職場全体の人材の質の低下につながり、迷惑社員によるトラブルや混乱が起きやすくなる一因になっているように感じます。

 さらに、スキマバイトは誰でも応募できるため、現場ではトラブルが絶えないというのが実情です。

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ブログ管理人より


ブログの管理人(足利市の気儘なtomo)
 1980年生まれのエンジニア。ブログを書くことも、他人のブログを読むのも好きな人。嫁と娘がいます。プロフ詳細

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