中国人はどのような「思考」の持ち主なのか、どのような「行動」をするのか?
日本に滞在している中国人だけではなく、著者のわたくしが実際に中国へ渡り、現地の中国人はどのような特徴があるのかまとめてみました。あくまでも個人的な主観です。
- こちらの記事は、中国人の「思考」や「行動」についてまとめています。
- 中国人の「思考」や「行動」について調べたい方に向けた記事です。
- 記事を執筆しているのは中国人と国際結婚した人です。
著者が、実際に中国へ行った時の動画を簡単に編集してみました。
中国人の「思考」
中国人の特徴とは、どのようなものなのか?日本人向けの記事なので、日本人と比較した場合に、大きく異なる点をピックアップしてみました。
一人っ子政策の影響もあり、年代によっては考え方も異なってきます。
実際に中国に訪れたときの、旅行記も書いています。
家族思い・他人を尊重する
どの年代でも共通するのが、家族を重んじることです。比較的年配の方でも若い方でも、自分の家族をとても大切にします。食事も買い物も一緒、写真は仲良く一緒に撮る。日本に比べたらフレンドリーな方が多いです。
離れて生活していても、定期的に帰省し、両親に会いに行きます。遠すぎて会えなくても、毎日テレビ電話は欠かせません。久しぶりに実家に帰省することになるのであれば、近所の親戚が集まってきます。
中国では男性の方が、重宝される時代があり、子供が出来て女の子だとあまり喜ばれないどころか、男の子ができるまで、子作りを強要されるのが、2000年くらいまでありました。この古い考えが、地域や年配の方によっては、未だに残っています。
仕事面では、敬意を払い、とても謙虚な方が多いです。とても面倒見の良い方は多いです。気づいたら手を差しのべる感じです。
他人を尊重するので、横の繋がりは非常に大きく、友達が多いのも特徴の1つです。
自己主張が強い
幅広い年齢層で自己主張が強いです。日本人と比較すると、中国人の方が自己主張の強さは、かなり高いです。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと、はっきりしています。また自分の意見をどんどん出してきます。
自己主張が強いといっても、集団生活の輪を乱すようなことはしません。単純に自分の好きなものは好きという考えが強いだけです。これはファッションにも現れています。赤色の洋服が好き!という方は、目立つような真っ赤な洋服を着て外出します。一見、ど派手に見えますが、自己主張が強いということなのでしょうか。
職場では、陰口が少なく、気に入らなければ直接文句を言う人が多いです。
動画を1つリンクしておきます。動画はTikTokにアップしている著者の妻(中国人)のショートムービーです。川に入ったり、ブランコに乗ったりと、好きなことはとことんやります。
著者の妻(中国人)のショートムービーの編集は、わたしです。良かったらフォローしてくださいね!
中国人は、日本が好き
多くの中国人は、日本人が好きです。わたくしが、中国へ訪れた際に、歓迎され喜ばれました。簡単な日本語の挨拶「こんにちは」「ありがとう」などは、知っている方が多いです。日本人と分かれば、「ニーハオ」ではなく、「こんにちは」と挨拶してくる人もいます。
ただ、一部の方は、日本人をあまりよく思っていない場合があります。わたくしの体験談ですが、タクシーに乗車した時に、日本人とわかったら、すごい剣幕で文句を言われたことがあります。
また日本のアニメが非常に人気です。中国からの観光客の一部には、熱狂的な日本アニメのファンがいます。日本に来て、「ナルト」や「初音ミク」のフィギュアなどのグッズを大量に買って帰るそうです。国内より中国の方が、日本のアニメが人気なのでは?というくらい中国では話題にあがります。
著者は、成田空港に時々行きますが、中国行に帰国する方で、大量に日本のお土産を買って帰国する姿を良く見かけます。
中国人の「行動」
勉強時間が半端ない
日本と違い、学歴がその後の人生を大きく決める要素となります。良い大学に入るために、中国の高校生は、朝から晩まで勉強をしています。大学入試にこけてしまうと、その後の人生が大変になってしまいます。
中国の高校では、開始から終りまでは、学校によって違います。日本の高校に比べると、1日あたりの拘束時間は長いです。課外授業もあったり、宿題の量も多いです。趣味に没頭する時間を作るのは難しいです。
周りの生徒が、頑張っているので、とにかく必死に勉強しています。
ちなみに、中国の新学期の始まりが9月です。翌年の7月までになります。
下記の写真は、黒竜江省ハルビン市の高校の様子です。
列に並ぶことは無い
バスを待っている時とか、お店で物を買う時に、日本の常識であれば、列を作ります。しかし中国人は、列を作ることは無く、バスのドアが空いたら、手前の人からどんどん乗車していきます。
並ぶよう指示があれば並びますが、公共機関を利用する場面では、「並ぶというルール」が、決められていないので、基本は自由です。
中国人そのものが、常識が無いのではなく、中国全体が「並ぶ」という習慣がないだけです。なので日本に来た中国人が列に並ばないで怒られているのは、日本について勉強不足ということです。悪気があるわけではなく、「えっ?日本は並ぶの?」くらいの感覚だそうです。
道路は横切る
基本的に横断歩道は、あまり使われないです。自動車は信号は守っていますが、徒歩の方は、信号は、ほとんど無視です。交通量が比較的少ないところでは、道路を普通に横切り、車の進行を妨げます。
自動車の方は、車が接近していることを知らせるために、クラクションを鳴らす機会が非常に多いです。少し賑わっている街を歩くと、クラクションの音が町全体に鳴り響いています。
著者が中国へ行った時の体験談です。中国の街中を、案内されていた時に、「はい、渡るよー!」と道路を横切る宣言(笑)。片側5車線で、車がビュンビュン走ってるやないか!普通に手をひっぱられて渡りました。心臓に悪すぎる…。
接客は「雑」「不愛想」なのは当たり前
接客は非常に雑です。日本のように、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という接客は無いです。
わたくしが、小さな商店で買い物をしたときの体験談ですが、レジの20代の女性は、お菓子を食べながら「会計は、全部で〇〇元(ゲン)だよ」と一言。お金を支払って、そのまま無言で終りです。
中国では、ごく一般的な接客です。「お客様には神対応を」という日本人とは違うのです。
著者が、中国で買い物したときに、接客の不愛想さにはビックリしました。事前に接客は雑であると聞いていましたが。飲食店に行った時に、間違ったところに座って、かなりきつい口調で店員に怒られたことがあります。口調の強さも普通なのでしょうが、日本人のわたしは、ただビックリでした。
平気で道路に唾や痰をはく
道路に唾や痰を平気で掃きます。中国へ渡った時に、一番驚いたのがこれです。日本では滅多に見ることがないですが、中国では当たり前のように見かけます。習慣化しているのだと思いますが、法律で規制されていないから、女性でも子供でも平気でやります。
ちなみに日本では、罰せられる場合がありますので注意が必要です。
全員が唾・痰を道に吐くわけではありません。それは「悪い」と思う大半の中国人の方はやりません。ちなみに、著者の妻(中国人)も道に唾や痰は吐きません。むしろ反対派です。
食べるもの
実際に妻(中国人)と生活してみて、日々の生活で食べないものを取り上げてみました。ちょっと賞味期限や消費期限がすぎたものは、食べてしまいます。基本的に食べる物は日本人と似ています。
お正月は、家族で集まり豪華な料理を食べます。下記の写真は、著者と妻と娘の3人で2024年の旧正月のお昼ご飯です。日本同様に、中国でも新年の食事はリッチなものです。
生卵は、食べません。中国では衛生面の心配で、卵を生で食べる習慣がありません。必ず調理して食べます。日本の定食屋で、たまごを出された場合、びっくりします。
納豆は、人によります。納豆は中国で食べることはありません。日本の生活に慣れた中国人なら納豆を食べることはあります。
お寿司(生の魚)は食べません。そもそも生の魚を食べる文化は日本だけです。日本と交流のある中国ですが、基本的にお寿司は食べません。上海や北京などの大都市では日本食も流通していますので、お寿司が食べる習慣はあります。
水道水は、飲まない。中国では、水道水を直接飲むことはできません。必ず沸騰させてからでないと飲むことができません。日本では水道水は、飲んでも体に影響はありませんが、中国人から見たら、「水道水飲んで大丈夫なの?」とびっくりされます。
中華料理は良く食べます。慣れ親しんだものがあるのか、日本でもメジャーな中華料理は良く作って食べます。我が家では、中華鍋料理、餃子、麻婆豆腐など定期的に作って食べます。
また国外への移動の時に、中国に帰るときは餃子を食べ、帰国したらラーメンというのは、習慣化しているようです。
基本的に、自国(中国の食べ物)が大好きです。在日の中国人に話を聞くと野菜やお米などは、近所のスーパーで買うそうですが、調味料やお菓子、中国から輸入した食品を多く好んで食べるそうです。
以下の写真は、中国から輸入したお菓子です。近所にある中国の物産店で販売していました。
著者の妻は中国人ですが、食材の大半を中国の物産店で買います。上記のような中国から輸入したお菓子を好んでいます。著者も良く食べますが、中国の人気のお菓子はおいしいです。確かに10億人以上の国民に支持されるお菓子ですからね!
古着は着ない
中国に訪れた時に、古着屋は一切見かけませんでした。中国では、中古の衣類は、誰が着たのかわからないし、汚いなどのイメージがあり毛嫌いされています。洗濯すれば、着れるレベルにはなりますが、中国人は基本的に古着は着ません。
来日し、日本に慣れた中国人ならば、古着は少なからず着る人もいます。観光などで来日した中国人は、洋服のリサイクルショップにびっくりするようです。
地球全体がエコに関心を持つようになり、中国でも中古市場が拡大しつつあります。それでも日本に比べたらほんのわずかです。
さいごに
中国人がどのような特徴なのかわかっていると、付き合い方も変わってくるのではないでしょうか。
著者は中国語を勉強しており、中国語の試験(HSK)を受験したことがあります。
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