これからブログを始めたいけど、今からじゃ遅いんじゃないか? あるいは、ブログを始めたけれど、収益化ができず、このままで大丈夫か不安な方もいるでしょう。
この記事では、ブログ運営の難しさや、初心者でもまだ参入のチャンスがあるという現実についてお伝えします。
この記事は以下の方をターゲットにしています。
- これからブログを始めてみようか考えている方
- 始めたばかりで収益化できていない方
現在のブログ市場の現状
「ブログはすでに飽和状態で、今から始めても遅いのでは?」と不安に思う方も多いかもしれません。しかし、実際には多くのブロガーが存在していても、“優良コンテンツ”を発信できている人は少数です。統計は確認していませんが、大半のブロガーは十分な収益を得ていないのが現実でしょう。
例えば、何かを検索しても、上位5つの記事で解決できないことがよくあります。実際、自身のブログのアクセス解析結果を確認すると、順位15~20にある記事でもアクセスが流れ込んでくることが分かります。上位の記事には曖昧な情報や、的外れな内容が多く含まれていることが少なくありません。
多くのブログは、寄せ集めた情報や問題を解決できていない記事が多いです。特に初心者が量産した記事が目立ちます。その結果、初心者マークをつけたブロガーが、サーバー代や書籍代などの初期投資を回収できずに撤退しているのが現状です。
ブログが始まった時代の初心者が稼げたのはなぜ?
ネット広告が主流になり、ブログが盛り上がりを見せたのは2003年頃です。今とは違い、その頃にはSEO(検索エンジン最適化)やマーケティングのノウハウがほとんど存在せず、助言してくれる人もいませんでした。周囲は皆、ブログ初心者ばかりだったにも関わらず、一部の人がなぜ成功できたのでしょうか?
当時の背景として、2000年頃にはネットブームが起こり、多くの人がパソコンを使ってインターネットにアクセスしていました。そのため、ホームページを持つ人も増え、HTMLを使って自作のウェブサイトを作成している人がたくさんいました。
この時期に私自身もホームページ作成を開始しており、少しずつインターネットの世界での収益化を試みていました。サーチコンソールのようなアクセス解析ツールはまだ普及していませんでしたが、無料のアクセス解析CGIを組み込んで訪問者の動きを確認していました。
ここで重要だったのは、検索エンジンからの流入に気づくかどうかでした。感の良い人は早い段階で検索エンジンからのアクセスが多いことに気づき、上位表示されるための戦略を立てました。具体的には、次のようなポイントが成功の鍵となっていました。
- 上位記事の徹底的な研究: 上位に表示されている他の記事を分析し、レイアウトや情報量、文章構成などを隅々までチェックして、自分の記事を改善していく。
- 継続的な改善: 何度も試行錯誤を繰り返し、検索エンジンに評価されやすい記事を作る。
- 努力とセンス: この時代には、知識や助言がほとんどなかったため、自分のセンスや努力が結果に直結していました。
ブログが始まったばかりの頃も、現在と同じように、ごく一部のセンスのある人が残り、大多数の人は途中で挫折して去っていくという現象がありました。
どの時代もネットで稼ぐ人の思考は同じですね。
結局自分で収益化するためにアイディアを振り絞れるか
現在は、昔と違い、ブログ収益化に関してアドバイスをくれる人や、ヒントを提供してくれるサービスがたくさんあります。有料でアドバイスを受けられるサービス([PR]:ココナラ)も増え、ブログの方向性を正す手助けを得やすくなりました。
かつては、こういったアドバイスを得る手段が少なかったため、高額な情報商材に手を出して失敗する人も多かったです。その時代と今では、収益化の打開策も違いますが、基本的には「やってみて失敗し、改善する」この繰り返しが重要です。
私自身も相互リンクの依頼やレイアウトの見直しなど、試行錯誤を繰り返してきました。最近では、自分でプラグインを作りったり、SNSとブログを1セットで運営するなど、さらなる工夫を取り入れています。
収益化を目指すうえで、重要なのは自分のアイディアをどれだけ形にできるかです。もしアイディアを出すのが難しいと感じる場合は、他者の助言を受けたり、有料のアドバイザーを活用するのも1つの方法です。ただし、最終的には自分で戦略を練り、行動に移すことが必要です。
収益化へのステップ
- アイディアを出す: 自分の強みを活かし、他と差別化できるポイントを考える。
- 試行錯誤する: 小さな改善を重ねて、成功するまで継続する。
- 助言を活用する: 必要に応じて、有料・無料のアドバイスを受ける。
失敗を失敗と認識できるか
ブログ運営は、コンテンツを提供することで読者に価値を届ける仕事です。そのため、成功しているブロガーは、他のブログの良い部分を積極的に参考にし、そこから自分独自のオリジナリティーを出しています。成功しているブロガーは、レイアウトや文章構成を徹底的に磨き、常に改善を繰り返しています。
一方、2010年頃には「コピーコンテンツ」でも収益を得られた時代がありました。コピーコンテンツとは、他人の記事を丸々真似たり、他のブログから寄せ集めた「まとめコンテンツ」などを指します。このような方法で一時的に収益が得られたとしても、検索エンジンの評価は低くなり、結果的にはアクセスが減少します。また、これでは自身のスキルアップにも繋がらないため、長期的には失敗といえるでしょう。
著者の運営するブログの1つですが、記事が丸ごとパクられたことがありました。その方のブログは、ほとんど別のブログから集めた記事ばかりでした。あの人は今頃どこで何をしているのだろうか。記事を盗んでもスキルアップにはなりませんからね。
ブログの運営は、自身のスキルアップとノウハウの蓄積が不可欠です。失敗したと感じたときは、その原因を分析し、次に活かすことが成長の鍵です。例えば、次のような問いかけを自分にすることが大切です。
- なぜ検索上位に載らないのか?
- なぜ読者に読んでもらえないのか?
- なぜリピーターが増えないのか?
これらの問題は、多くの場合、自分が作ったコンテンツに原因があります。この点に早く気づき、改善に取り組めるかどうかが、ブログ初心者にとって「0→1」の壁を乗り越えるための重要なステップです。
2024年9月現在、2024年3月にブログを始めた人が半年で収益化に成功している例もあります。成功するためには、次の「失敗の3原則」を意識しましょう。
- 失敗を失敗だと認められるか?
- 失敗の原因を突き止められるか?
- 失敗に早く気づけるか?
失敗の認識ができていない場合の典型的な悪い例として、以下が挙げられます。
- 「儲からないのはテーマが悪い、有料に切り替えるべきだ!」
- 「特化ブログが儲かると聞いたのに、雑記ブログにすればよかった!」
- 「この本のやり方を真似たのにうまくいかないから、別の本を試そう!」
このような状況では、失敗の原因が根本的に理解されていないため、問題の解決にはなりません。大切なのは、失敗を前向きに捉え、次の成功に繋げることです。
収益化までの道のりは長い
ブログを始める際は、まずテーマを決め、レンタルサーバーやドメインの契約、サーチコンソールの使い方など、学ぶことがたくさんあります。通常、ブログをゼロから始めて収益化するまでには、少なくとも1年以上かかると考えておいた方が良いでしょう。
ネット上には簡単に収益化できる対策がたくさん紹介されていますが、誰もがその方法で稼げるわけではありません。実際に、効果が限定的なものが多いです。
逆に、他の人があまりやらないような「面倒なこと」が効果的な場合もあります。例えば、相互リンクをお願いしたり、地道な作業を行うことが成功への近道となります。
収益化までのポイント
- 独自性のある記事を書く: 誰もが書ける記事ではなく、自分にしか書けない内容を提供する。
- ターゲットを絞る: 読者層を明確にし、その層に刺さる記事を作成する。
- 作業量を確保する: プロがいる市場で勝つには、アイディアとともに、継続的な作業が不可欠です。
ブログ運営は、記事を書くことだけが全てではありません。ブログをどのように成長させるかを自分で考え、戦略を立てるスキルが必要です。ブログは一種の「独学の世界」と言えるでしょう。
0→1ができたら、あとは作業量を増やしていくだけですね。ちなみに著者は、まともに収益化できたのは3年くらいかかったと思います・・物販の特化系ブログでした。
さいごに
ブログで収益化を目指すには、長い道のりが待っています。しかし、過去に成功した人々が証明しているように、センスや努力、そして失敗を認識して改善を続けることが成功への近道です。簡単に結果が出ることはありませんが、逆にそれがチャンスとも言えます。多くの人が簡単な道を選んで結果が出ない中、あなたが他の人がやらないような工夫やアイデアを実践すれば、その先に成功が待っている可能性が高いのです。
失敗は誰にでもありますが、それを「失敗」として正しく捉え、次にどう活かすかが重要です。ブログ運営は独学の世界であり、自分で考え、行動し、改善していく力が必要です。その先には、誰もが見たことのないチャンスが広がっています。あなたのブログも、努力次第でそのチャンスを掴めるでしょう。
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