この記事では、ブログ全体の品質向上を目指した、チェック表のような内容です。現在ブログのアクセスが伸びないと悩んでいる方は、是非参考にして頂けたらと思います。難易度が低いものから高いものまで、記載してみました。自身で実践できることから、初めてみてはいかがでしょうか?
- この記事は、ブログのアクセスが伸び悩んでいる方に向けた記事です。
- アクセスが伸びない要因とはどのようなことなのか、予測ですが候補を記載しています。
- この記事を書いている人は、ブログ暦10年以上のライターです。
検索キーワードが大きい物ばかり狙っていないか?
検索エンジンからの流入を考えたときに、ビックキーワードばかり狙ってませんか?
- ワードA:月間で10000表示されるキーワード
- ワードB:月間で100表示されるキーワード
2つを比較すると、Aで1位を狙えれば10000アクセスを獲得できるとします。しかし検索結果の平均順位が50位以下だとしますと、月間のアクセス数が2~3と予想されます。Bで1~2位の表示であれば100近くのアクセスが予想できます。また競合が少ないため、SEO対策は比較的簡単です。
どちらを選びますか?
月間の検索ボリュームは、グーグルのキーワードプランナーで調査することができます。ブログ初心者の方で、キーワードプランナーの存在を知らない場合の為に、リンクを貼っておきます。使い方は公式サイトに詳しく記載されています。
キーワードのチョイスを間違えると、検索エンジンからの流入はほとんど期待できません。現在グーグルでは、専門的なサイトを優先して評価しているため、雑記系のブログの記事では「検索ワード」の大きいものでは上位表示は難しくなっています。複合ワードを織り交ぜ、検索エンジンから流入を見込めるキーワード選びが重要です。例えば「ブログ」で上位を狙うのではなく、「ブログ アクセス 伸び悩んだら」とキーワードをいくつか含めます。
無料で使えるキーワード検索ができるウェブサービスの「ラッコキーワード」もおすすめです。無料で使えますが、有料版に比べると使用できる機能は制限されてしまいます。自分のブログが、どのようなワードで検索されているのか調べたり、他人のブログの月間の検索流入数の大幅な数値を調べたりすることもできます。
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低品質なコンテンツばかり量産していないか?
グーグルが公式で発表している情報の1つによると「低品質なコンテンツはブログ全体の評価を下げる」と発表しています。
低品質なコンテンツとは、いろいろな定義がありますが、一般的には以下のような記事のことをいいます。
- 情報量に乏しい
- 問題解決に至らない
- 情報が古すぎる
- 1次情報が無く寄せ集めの記事
- インデックス登録されない
- 検索圏外の記事
これらの記事を抱えていると、ブログの評価を下げてしまうので、リメイクするか削除した方がよいです。削除するほどでは無いなら、記事の設定で「noindex」に設定することで、ブログの評価を下げることが回避できます。
とは言え、noindex設定した低品質の記事が多くなると、検索エンジンからの評価は上がりますが、実際にブログに訪れた読者から見ると、質の悪いブログなのか?と勘違いされてしまいます。
記事を削除することで、ブログのボリュームは落ちますが、回遊率がアップする場合があります。
回遊率:ブログに訪れた人が、1人あたりがどれくらいの記事を読んだのか表す指標になります。高ければ高いほど良い。
ブログも書籍と同じで、ぎっしり情報が詰まっている辞書より、薄っぺらい情報雑誌の方が、読者にとって欲しい情報が手に入る場合が多いのです。
低品質なコンテンツの対処法としてのポイントは
- 削除せずに生かせるか(リライト、別記事へマージ)
- 削除しなければならない記事を今後書かないように企画段階で気を付ける
低品質と思ったらSNSで試しに拡散してみると良いかもしれません。SNSは正直なので、良い記事はすぐにバズリます。バズらなければ、諦めがつきます。仮にバズれば、被リンクを受けることが多くなるので、ブログの稼ぎ頭に変身する場合もあります。
記事を読んで悩みが解決できているか?
そもそも、ブログの記事を読む人は、「わからないことを調べる」のが目的の方が多いです。記事を読んで、読者の悩みが解決できているでしょうか?
解決策を記載してあるが、記事にわからない用語がたくさん記載されてあり、理解できず問題解決に至っていない。もしくは文章が難しすぎて、初心者が読んでも解決できる内容ではない場合は、記事の修正を検討してみてください。
アクセスが伸びない記事にありがちなケースですが、ただ検索上位を目指しキーワードを埋め込んでばかりで、ブログの記事を読んで「読者が問題解決に至っていない」ことが多いです。
発・被リンクを増やすこと
記事の発リンク、被リンクを増やすことで記事の品質をアップさせます。
- 外部への発リンクを増やすことで、記事で足りない情報を補います。
- 外部からの被リンクを増やすことで、記事の評価をアップさせます。
闇雲に増やすのではなく、記事に関連する優良記事へのリンクを増やします。発リンクは、自身で厳選し決定します。発リンクを増やしては、離脱されてしまうのでは?という心配があるかと思いますが、大丈夫です。もし心配であれば「新しいウィンドウ」で開くことで記事の画面を残しておくことができます。優良記事へのリンクが豊富にあると、読者にとっては非常に嬉しい事であり、ブックマークしてもらえる可能性もアップします。
被リンクの依頼は、直接お願いするか、XやNoteでどんどん宣伝し、多くの人に知ってもらい自然と被リンクを頂く方法があります。また別の作戦として、自身のブログで発リンクをした際に、相手側に報告を兼ねた挨拶をしにいくことで、リンクを頂けるかもしれません。類似記事なので双方にメリットがあります。現在、外部からの被リンクがどれくらいあるのかチェックする場合は、サーチコンソールの「リンク」の項目で確認することができます。
また内部リンクも重要です。記事から関連記事へのリンクを行うことで、特定のテーマに対する記事のボリュームが評価されSEOとしても効果があります。記事を書いたら、内部リンクを忘れないようにしてください。記事の数が多くて、内部リンクを管理しきれない場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
相互リンクについても少し説明しますが、お互いのウェブサイトの関連性のある記事同士をリンクさせることで、双方の記事の評価をアップさせることができます。そもそもリンクと言うのは、「記事の補足情報として読者に提供する機能」です。なので全く関連性の無い記事へリンクを貼っては、読者にとってもSEOの観点からも効果はありません。
[補足]当ブログでは相互リンクを募集しております。
記事の滞在時間を増やす工夫
単純にリライトするだけではなく、ボリュームをアップさせます。1記事あたりの滞在時間が長ければ、評価もアップします。逆に長すぎて、まとまりがなく読みにくくなってしまい、早期離脱になると逆効果になります。図を入れたり、わかりやすいイメージのイラストを載せたり、体験談を追加してみるなど工夫が必要です。
例えば、今までの記事が、以下のようなケースだったとします。
- 1分あれば読み終えることができる
- 30秒で離脱されてしまう
このような記事を、リライトすることにより5分くらいの滞在時間に改善できれば、成功となります。
リストや表を使って、文章の部分を減らして読みやすくするなど、工夫の仕方は様々です。自分のブログの記事を身近な人に読んでもらい意見をもらうのも良いかもしれません。
誰でも書けるような記事は極力避けるか、ターゲット絞る
記事によっては、経験者や有識者など、書ける人が限定されていたほうが、記事の品質が高くなります。しかし、調べれば誰でも書けるような記事では、記事としての魅力が低くなってしまいます。
例えば、ターゲットを絞るとして、以下のような点を候補にあげてみます。
- 年収
- 年齢
- 職業
- 性別
- 生活パターン(日勤、夜勤)
- 家族構成や恋人の有無
記事でどんな人を救いたいのか?考えてください。これはビジネスの原点です。
どんな人に記事を提供したいのか考えて記事を企画してください。読む人と記事の内容が、マッチングしていない場合は、記事を開いてもすぐに閉じられてしまいます。
「このような状況下で解決しました!」といったように、全員を対象とするのではなく、どのような人にとって有益な情報なのか、考えて記事を書いてみると効果的な記事が完成すると思います。
わかりやすい文章になっているのか?
せっかく良い記事を書けていたとしても、文章がまとまりが無くわかりにくい文章になっていると、記事を読んでもらえません。
ブログを書いている方で、文章を書くのが苦手な方はあまりいないと思いますが、もし心配であればチャットGPTに文章の校正を依頼してみてください。句読点のタイミングや、単語の並び順などの訂正、誤字脱字をなおしてくれます。
極端な例ですが、サンプルの画像を貼っておきます。
記事を読んで、新たな発見を得られたか?興味が沸いたか?
記事を読むことで、読者にとって新しい知識を得られたか?新たに興味が湧き、新しいアクションを起こそうとできたか?例えば、以下のような感じです。
- 「記事を読んだら興味がわいた!この趣味を始めてみよう」
- 「記事で紹介されていた商品買いたくなった!よし早速注文してみよう!」
記事の最終目的が、サービスへの入会、商品の購入、知識の提供と様々だと思いますが、読者は無事に記事のゴールにたどり着けたかということです。
また見に来たいと思われるブログになっているか?
数多く点在するブログの中から、自分のブログを選んでもらう努力をします。1回ブログを見てくれた人に、また見に来たいと思わせることが重要です。
飲食店でも同じだと思いますが、何気なく入ったお店が「気に入った!また来よう!」と思う事はありますよね。
- 価格
- 品揃え
- 味
- 店の雰囲気
- 店員
これはブログでも同じです。
- 価格=有料級がタダで読める!
- 品揃え=知りたい情報が沢山ある!
- 味=品質の良い記事がある!
- 店の雰囲気=ブログデザインが読みやすい、ポップする広告も少ない!
- 店員=執筆している人が好感持てる、気に入った!
要はインパクトを与えられるかですね。記事は読みたいが、ポップするような広告がページを遷移する度に、しつこく出てきたらもう来ません。実店舗で言う「しつこい店員」みたいなものです。
当ブログでは、記事によってはシェアされることで、また読みに来てくれることがあります。以下の記事では、アルコールの分解時間を計算できます。「あとどれくらいで運転できるのか?」と目安を確認したい方が定期的に記事に訪れます。
他のブロガーの方と全く同じ事をしていないか?
商品のレビュー記事を書くとします。商品を買って使って写真を撮って、他社商品と比較し、メリットデメリットを書くのが、普通の書き方です。
既にほかの人が、このような記事を書いているなら、全く同じような記事を書く必要は無いのです。なぜならその人の記事で、用が済んでしまうからです。検索上位30件に同じような内容の記事が並んでいたら、どう考えても書くだけ無駄になってしまいます。
もし書くなら、それらの既存記事を見て”解決できない内容や新しい発見の記事”を書くべきです。例えば、通常の使い方以外に「工夫したら、このような使い方もできました!おすすめです!」という内容であれば、他の記事に無いオリジナルな読み応えある記事が完成します。
記事によっては時間がたつと情報が古くなるのでリメイクが必要になる場合があります。逆に、時間がたっても記事の価値が落ちない場合もあります。例えば、「暗算のコツ」「中国語の勉強方法」などです。これらの記事はリメイクの必要が少なく、1度書いてしまえば資産にもなるので、ライバルも多いです。
「記事をどんどん増やさないと!」ということで、苦し紛れに類似記事を量産しているとブログの評価を下げる恐れもありますので注意してください。
ブログに先行投資を検討する
ブログの目的が「稼ぐこと」であれば、先行投資を検討してみてはいかがでしょうか。他の人のブログと差別化できなければ、稼ぐのは厳しいかもしれません。スキルで勝てなければ、お金をかけるしか無いです。
- 有料のサービスを使ってみて、レビュー記事を書く。
- 高い商品を購入し、実際に使ってみた感想のレビュー記事を書く。
- 話題のお店に自分で足を運びインタビューしてくる。
著者の場合、記事を書きたくてどうしても解決できず行政書士の方に相談しに行ったことがあります。もちろん有料で、相談時間の長さに対し料金が発生しました。
他の人が書けないような記事を自分で書けなければ、外注する方法もあります。ライバルがいなければ無双状態になり、アクセスは伸びてきます。また自身のブログのアクセス数を伸ばしたいなら、お金を払って宣伝してもらう方法もあります。
誰でも無料で情報を集め、簡単に書けるような記事では、ライバルには絶対勝てません。
サーチコンソール画面でインデックス登録されているかチェック
せっかく書いた記事が、検索エンジンにインデックス登録されていなければ、意味がありません。登録されていないと、検索エンジンの結果に出てきません。
インデックスに登録されていたはずの記事が、ある日突然「インデックス未登録」になっていたということは良くある話です。
定期的に、グーグルのサーチコンソールでインデックス状況を確認してください。基本的に全ての送信済みの「クロール済み – インデックス未登録」だけチェックしておけば良いです。グーグルのクローラーが記事をチェックし、記事の品質が低いと登録してくれません。ちょっとした修正ではインデックスに登録されませんので、記事を徹底的に見直してください。記事全体の構成や扱うネタを見直す必要があります。他の記事へのマージや、記事のスリム化・必要な情報の加筆修正など検討してみてください。
サイトマップの送信済み以外のページは、あまり気にしなくて大丈夫です。クローラーが勝手に巡回し、インデックスに登録していないだけです。feedとか自動生成のページは、インデックスされなくても、検索順位にはほとんど影響はありません。
上記の画像は、当ブログのデータですが、クロール済みのインデックス未登録は、ほとんど記事に関係ないものばかり(feedなど)で問題ありませんでした。
著者の体験談ですが、何回も修正しましたがインデックスに登録されないページはあります。ブログ全体として1ページのアクセスは、さほど影響がありませんので登録されないページの修正は後回しにしましょう。ブログに来てくれた方に、このような記事もありますよということで、内部リンクにて紹介する程度で良いです。
またグーグルが公式に発表している情報ですが、各ブログにはランク付けのような点数が付与されており、インデックス登録できるおおよその上限が設定されているとのことです。なので新しく記事を投稿していくと、品質の低い記事は登録枠から押し出され「インデックス未登録」になってしまうかもしれません。記事をどんどんポストすることも重要ですが、既存の記事を見直す機会も必要かもしれません。当ブログでは記事を新しく投稿すると、検索の圏内に入らない記事が「インデックス未登録」に変更されている場合がありました。
記事の冒頭に、関係ないことを書いていないか
記事の冒頭は重要です。特に最初の5行までは、どのような記事なのかしっかり明記してください。ダラダラと記事に関係ない事を書いていると、メインのコンテンツ部分にたどり着く前に離脱されてしまいます。
冒頭で関係ない事を書いていると、本文も同じ感じの内容なのか?と勘違いされ読んでもらえない場合もあります。わかりやすく簡単に記事の説明をし、目次にたどり着いてもらうようにしてください。
記事が読み物として価値があるのか
ブログの記事が読み応えのあるものなのか?小説のように最後まで気になって読み入ってしまうような内容だと、記事としては価値のあるものとなります。
レビュー記事でも、悩み解決記事でも、読み物として面白い内容に仕上がっているのか、見直してみてください。
読者を意識し、最後まで読んでもらう工夫が重要です。体験談であれば、どのような結果になったのか事細かく記載したり、図や表を用いたほうが頭に入りやすければどんどん多用し、読みやすい記事を作成してください。
既にネットでよく見かけるような記事(誰でも知っているようなネタ)は、読者からあまり注目されないと考えた方が良いでしょう。こうした「読まなくてもだいたい分かる」テーマの記事を、私は「ベタネタ」と呼んでいます。一方で、読者が記事を通じて「新しい知識をたくさん得られる」と感じる価値ある記事を「ガチネタ」と呼びます。
「ベタネタ」の記事は、検索結果で上位を狙うのが難しいだけでなく、場合によってはインデックスに登録されない可能性もあります。そのため、執筆に時間を費やしても効果が薄いリスクがあります。一方で、「ガチネタ」の記事は、ブログに訪れた読者が複数のページを巡回するきっかけにもなるため、ブログ全体の価値を高めるために重要です。
さいごに
今回の記事では、アクセスに伸び悩んだ場合にチェックして欲しい項目を簡単にまとめました。基本的には読者を意識した記事作りが出来ていれば、アクセスは伸びてくるはずです。ターゲットをしっかり絞り、誰に何をどのように伝えたいのか意識し、記事の作成を継続してください。
コメント
いつも参考になります!
コメントありがとうございます。こちらの記事は定期的に更新していこうと思っております、どうぞよろしくお願いいたします。