栃木県足利市の「男浅間山」に登ってみた
栃木県足利市で、地元の方々に親しまれている低山「男浅間山」。
今回は山頂からの絶景はもちろん、登山口の様子から道中の足跡まで、登山の行程をまるごとレポートします!
特に「男浅間山にまだ登ったことがない」という方に向けて、登頂への2つのルートを詳しくまとめました。
- 北側ルート(足利市駅側)
- 南側ルート(借宿町側)
それぞれの入り口や登山道の雰囲気を、写真や動画で分かりやすくご紹介します。これから挑戦する方のガイドになれば嬉しいです。
男浅間山のマップです。

北側から登ると約10分、南側からだと約13分で、登れました。
北側ルートからの登頂
北側のルートからまとめてみました。北側の入り口は、近くにバス停があります。近くに有料の駐車場がたくさんあります。

夜に撮影しましたが、入り口付近は外灯の照明があり、とても明るいです。

北側の入り口から登頂してみます。わかりやすいように案内板があります。この日は、2026年2月の早朝です。

入口から急な上り坂です。山道なので狭いです。道は砂利道や、簡易的な階段のみの構成です。

どんどん登っていきます。

意外と急なので、運動不足だと息切れします。

途中、イノシシ注意の看板がありました。男浅間山と周辺の渡良瀬川では、頻繁にイノシシが目撃されています。

かなり上まで登ってきましたが、こんなところに猫がいました。

入口から、3分の2あたりまで登ってきたところに、見晴らしの良い場所に出ました。ゆっくり歩いて7~8分でここまで来ました。中橋が綺麗ライトアップされています。東武伊勢崎線の線路も良く見えます。

さきほどの写真を撮影した同じ場所で撮影した、夜のバージョンです。時間は深夜2時くらいです。この夜景の写真は、2018年頃に撮影したものです。中橋がまだ工事前の段階です。
北側ルートは、ゆっくり歩いて10分ほどで登り切ります。距離は短いですが、急勾配なのでとても疲れます。
南側ルートからの登頂
南側のルートは、入り口まで車で行くこともできます。入口には駐車場(無料)があります。入口までは、車道はさほど広くなくて、車1台しか通れない狭さの所もあります。入口までは借宿町側から侵入するルートと、田中町側からの2つのルートがあります。今回の記事では、借宿町側のルートを写真に撮ってまとめています。

借宿町からのルートです。上り坂が見えてきました。

少し登ってきたところで、来た道を撮影したものです。道路がボロボロです。徒歩なら問題ないですが、車だと、狭いので注意が必要です。わたしは何度もここを通りますが、車とすれ違ったことはありません。

登り始めて50m付近。すでに家が下に見えます。赤城山が良く見えます。

地図に記載されているS字の道路です。結構、急斜面です。

S字の道路が終わったところです。どんどん登っていきます。登り切ったところに、南側の入り口と、駐車場が見えてきます。ちなみに、この写真は2026年2月に撮影したので、木に葉っぱが無く、とても明るいです。夏に来ると逆に暗いです。紅葉の時期はとても綺麗です。
夏の曇り空の日に撮影した写真3枚です。↓↓↓

S字の道路です。夏から秋にかけて撮影した写真(3枚)です。木に葉っぱがぎっしりで、やや暗めです。

曇りだと、少し暗めです。

曇り空の日、奥まで来ると、昼間ですが薄暗いですね。
紅葉の時期に撮影した2枚の写真です。↓↓↓

葉っぱが落ちかけている紅葉の時期の写真(2枚)です。地面いっぱいのイチョウの葉です。辺り一面が真っ黄色です。

山に登る前ですが、すでに絶景です。

南側ルートの道路を歩いてくると、入り口が見えてきました。看板が立てかけてあるだけです。南側のルートは階段とかなく、ひたすら山道です。入口の時点で、かなり登ってきましたので、ここから頂上まではゆるやかなルートとなります。

南側のルートは、階段はなく、土の上を歩いていきます。途中、急な斜面もあります。歩く距離は長いですが、緩やかな道なので、そこまで疲れません。

頂上が見えてきたところに、「南口参道」の案内板がありました。
南側ルートは、距離が長く、入り口からゆっくり13分ほど歩いて、頂上に着きました。
男浅間山の頂上
男浅間山は高さ110メートルくらいです。足利市で有名な織姫神社が60メートルの高さなので、2倍近くの高さになります。頂上では、足利市のイベントのひとつ「ぺたんこ祭り」が年に1回開催されます。

北側と南側のルートで登り、途中合流します。さらに上ると、立派な鳥居が見えてきました。

鳥居をくぐり、さらに上ると頂上です。この日は、早朝だったので、空がとてもクリアでした。

柵の前に、ベンチがありました。春の朝とかに来ると、空気が綺麗なので、座って読書するのもありかもしれません。
頂上で、人と遭遇することはめったにありません。地元の方の散歩コースなので、時々遭遇する程度です。
ポケットモンスターのスポットの1つでもあるので、学生が数人でスマホでゲームをしていることもありました。

男浅間山から、東北方面の長めです。朝焼けが綺麗です。眺めていると、下山したくないと思ってしまいます。暖かい日には、ぼーっと足利市の街を見下ろしていると、あっという間に1時間くらいたってしまいます。

南西方面の長めです。雲が無いと、富士山を見ることができます。

北西方面の長めです。赤城山が良く見えます。写真撮影は、早朝でしたので、街の明かりがとても綺麗です(ちょっとわかりにくいですが・・)。
ちなみに、北ルートも南ルートも、途中外灯が無いので、夜に来ると真っ暗でした。夜の2時に登ったことがありましたが、頂上からの眺めは最高でした。夜に登る場合は、懐中電灯が必須となります。
男浅間山の「駐車場」

写真ではわかりにくいかもしれませんが、注意書きの白い板の左側と右側に駐車場があります。時々、車が停まっています。

全部で6台は駐車できると思います。無料ですが、ここまで車で来るのが大変かもしれません。南側ルートを利用する場合、近所の駐車場(市民プラザなど)に停める方も多いようです。
土日であれば市役所の駐車場が無料開放していますが、少し遠いです。
登山目的の駐車なら近隣の有料駐車場を使った方が無難です。1日200円~300円で駐車することができます。
- 南多目的広場駐車場:〒326-0822 栃木県足利市田中町627
男浅間山のちょっとした言い伝えなど
伝説:疫病から子供を救った「麦わら龍」
江戸時代のこと、足利の地では大雨による渡良瀬川の洪水、さらには飢饉や疫病が重なり、多くの幼い子供たちが亡くなるという悲しい出来事が続きました。
そんなある夏の日、またしても大雨が降り、激しい濁流が男浅間山の麓に打ち寄せました。山が削られ、人々が恐怖に震えていたその時、山の中から一匹の龍が現れ、空へ向かって真っ直ぐに昇っていったそうです。
すると、不思議なことにあれほど激しかった風雨がピタリと止み、流行っていた疫病も消え去りました。人々は「あの龍は浅間様(神様)のお使いに違いない」と信じ、感謝を込めて子供たちの無病息災を祈るようになった……と言い伝えられています。
豆知識: 現在でも、6月1日の「初山祭り」で販売される絵馬にはこの伝説の龍が描かれています。また、神社の裏手にある断崖絶壁は、その時の大洪水で削られた跡だという言い伝えもあります。
独特な習わし:男の子は「男浅間」、女の子は「女浅間」
男浅間神社と女浅間神社には、他の地域にはあまり見られない独特のルールがあります。
- 男の子: 急勾配の「男浅間(標高110m弱)」へ登り、桜の花びら形の印を額に押してもらう。
- 女の子: 緩やかな「女浅間」へお参りし、四角い印を額に押してもらう。
このように男女でお参りする山がはっきりと分かれているのも、足利の浅間神社ならではの面白い特徴です。「男の子は立派に、女の子は清らかに育つように」という願いが込められているそうですよ。
織姫神社との「縁結び」の関係
直接的な昔話ではありませんが、足利の街では、
- 織姫神社: 縁結びの神様
- 男浅間神社: 子宝・安産の神様 として、セットで信仰されている側面もあります。
カップルや夫婦で、織姫神社で縁を結び、男浅間・女浅間で子供の成長を願う……という、人生の節目に寄り添うストーリーが地域に根付いています。
男浅間山は「龍の伝説」があるおかげで、今でも「悪水除け(災難除け)」のご利益が強いパワースポットとして親しまれています。
さいごに
男浅間山は、年間通して混雑していません。どの時期に登頂しても、頂上からの眺めは最高です。15分程度で登り切れますので、低山としては人気があり、地元住民の方にとっては良い運動ができる散歩コースとなっています。
男浅間山の簡単な動画バージョンも作りましたので、ぜひご覧ください。

