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楽をする人がいれば、大変な思いをする人もいるという話。助け合う事の重要性

楽をすれば大変な思いをする人もいる 仕事ラボ
楽をすれば大変な思いをする人もいる

特定の状況下では、誰かが楽をすることが他の人に負担を強いる場合があります。例えば、仕事で責任を放棄したり、他人の労力や財産を無駄にしたりすることで、他の人に不利益をもたらす可能性があります。

助け合うことが重要

誰かの楽が、誰かの負担に

同じ身長や体重の10人がいて、4段の人間ピラミッドを組む場面を考えてみましょう。この場合、最下段を避けて最上段を好むことは自然なことです。その理由は、上の段ほど負担が少ないからです。

また、別の例として綱引きを考えてみましょう。5人vs5人で行う綱引きで、1人が手を抜いた場合、残りの4人は相手の5人と勝負しなければなりません。このとき、負けないためには通常以上の力を出さなければなりません。

更に駅伝を例に挙げると、最初のランナーが十分な力を発揮せず、チームの足を引っ張ると、後続のランナーは通常以上の力を出さなければレースを継続することができません。

助け合うこと・協力することが大切

スポーツだけでなく、職場や家庭内の家事など、すべての活動はチームプレイで成り立っています。
職場や家庭、スポーツにおいても、協力プレーが不可欠です。

誰かが楽をしている一方で、他の誰かが大変な目に遭う状況が頻繁に起きると、不満が募り、モチベーションが低下し、人間関係に溝が生じる可能性があります。

家事の分担はうまくいく秘訣

「家事の分担ができる家庭は、円満な関係を築くことができる」という言葉をよく聞きます。共働きの夫婦であれば、片方が全ての家事を負担するよりも、お互いが協力して分担することで、負担が均等に分かれ、ストレスや不満の蓄積を防ぐことができます。

家事を分担する家庭では、離婚率が低いと言われています。家庭内での助け合いが、長い間仲良く暮らす秘訣なのですね。

個々の負担の差が大きい状況を放置してはいけない

自己中心的な人は常に楽を選ぶ

集団生活では、楽を求める人がいれば、その代償として他の人が大変な思いをすることがあります。このような行動は単なる損得の問題だけでなく、自己中心的な思考に基づいており、常に自分の利益を優先することは、周囲から非難される傾向にあります。

自己中心的な言動で回りに迷惑を掛けてしまうという意味の四字熟語として、

  • 手前勝手(てまえかって)
  • 傍若無人(ぼうじゃくぶじん)
  • 我田引水(がでんいんすい)

、があります。これらの表現は、良い意味ではなく、自己中心的な行動を批判するものです。

自己中心的な考えが、イジメに発展する場合もあり

他人の苦しみや辛さが理解できないからこそ、イジメという問題が発生することがあります。自己中心的な思考が他者への攻撃や嫌がらせにつながり、結果として「イジメ」として表れることがあります。

私の経験を振り返ると、中学時代に同じクラスの仲の良かった友人がイジメの対象になっていました。彼はいわゆる「パシリ」にされたり、日常的に嫌がらせを受けていました。当時、私は友人に対して何か手助けできることはないか考えましたが、十分なサポートを提供することができませんでした。

その後、中学を卒業してから約15年後、友人は自殺してしまいました。彼がイジメを受けていなければ、大人になってから自殺することはなかったかもしれないと思うことがあります。

このような悲劇は、自己中心的な行動や無理解が他者への嫌がらせや暴力につながり、深刻な結果を招くことがあることを示しています。

負担の差が事件化する場合も

職場や家庭内での不平不満が原因で、まれにですが殺人事件や殺人未遂事件に発展することがあります。国内外で報道されることがあるため、多くの人がその事実を認識しているかもしれません。

チームや集団の中で、一部の人が他のメンバーよりも負担の差が大きい状況が続くと、恨みや嫉妬が生じ、敵意や陰口が渦巻くこともあります。このような状況には、心理的な負荷がかかり、結果として深刻な争いや暴力事件につながることがあるため、注意が必要ですね。

今の日本は助け合おうとする人が少ない?

相手を気遣う気持ちが大事

職場や家庭において、「大丈夫?」「手伝おうか?」といった気遣いの言葉が非常に重要です。これらの言葉があるだけで、状況が一変することもあります。

相手の立場や感情に配慮し、問題が深刻化する前に早めに対処することが重要です。

自分が忙しいときほど、自己中心的な行動に走りがちで、周囲の状況に目を向けることが難しくなります。そのようなときこそ、一息ついて冷静に状況を見極め、周りに目配りをすることが重要です。

年齢を重ねると、気配りが減る?

年を取るにつれて、若い世代に比べて助け合いや気配りが減少する傾向があります。年を重ねるほど、自己中心的な性格になる可能性が高くなるのでしょうか。年を取ると、性格がより顕著に現れるとも言われています。

この記事を読んでいる皆さんに、今後も5年後、10年後、そしてその先も、相手に気配りし、負担の差が生まれないように心がけていただきたいと思います。

さいごに

人生をより豊かに生きるために、困難な状況でも、他者を思いやり、協力し合うことが大切だという考えを改めて強く感じました。

著者より

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執筆者のプロフ

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