ブロガー(個人事業主)の帳簿の書き方 簡易簿記編

個人事業主

 個人事業主は、青色申告することで、控除を受けられます。控除は

  • 10万円
  • 65万円

の2種類があります。決算書の作り方によって、控除の額が異なります。

 決算書を作る際に、簡易簿記の場合は10万円の控除、複式簿記の場合だと65万円の控除を受けることできます。

 今回の記事では、アフィリエイター・ブロガー向けの簡易簿記による帳簿の書き方を、簡単に説明させて頂きます。

ブロガーに必要な帳簿は?

 帳簿にはいろいろ種類がありますが、アフィリエイター・ブロガーなどは、3つの帳簿と預金通帳があれば、たいていの場合、間に合ってしまいます。必要な帳簿は、

  • 現金出納帳
  • 売掛帳
  • 経費帳

現金出納帳

 現金出納帳は、手元にある現金の記録です。とは言え、ネットビジネスで稼ぐアフィリエイター・ブロガーにとっては、現金でのやり取りは少ないので、現金出納帳に記載する機会は少ないのではと思われます。何か消耗品を買ったとか、普通預金口座から現金を下ろし、手元の現金が増えた場合などです。

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売掛帳

 売掛帳は、売上の金額を記載します。アフィリエイトに携わると、当月の売上分は、翌月末払いだったり、翌々月15日払いだったりします。たとえばA8.netの3月分の売上(確定済みの合計)は、翌月の1日は確定します。3月分の確定した報酬が振り込まれるのは、5月15日になります。

 アフィリエイトやグーグルアドセンスなどは、売上(売掛)が発生してから、売上金(売掛金)を回収するという形で記載します。

 売掛金(未回収金額)は、一か月分で合計しておくと後々都合のよいことがあります。決算書に記載する際に、毎月の売上金を記載する必要があるので、可能であれば合計を算出しておくと良いでしょう。
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経費帳

 経費帳は、事業の売上に対しどれくらいの経費がかかっているかを記載します。

 自宅が職場の際には、家賃を経費に計上することができます。事務所なら家賃すべてが経費になりますが、住居兼職場の場合は、作業スペースの割合によって経費は換わります。大雑把に言ってしまうと、作業スペースが、50%ならば、家賃の半分を経費にします。全部経費にしてしまうと、税務署で「ん??」と思われてしまうかもしれません。妥当なのは、半分くらいを経費にするのがよいでしょう。

 アフィリエイター・ブロガーの場合ですと、インターネット代やドメイン・サーバ代あたりが経費になるでしょうか。パソコンを購入したのであれば、消耗品費として経費に入れることが出来ます。
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現金出納帳と銀行の預金通帳で、事業のお金を把握できる

 現金出納帳で、現在手元にある現金と、銀行の預金通帳の2つで、個人事業のキャッシュがどれくらいあるのか、把握することができます。

預金通帳のサンプルです。サンプルなので、エクセルにしていますが、本来は通帳のコピーでもあれば充分です。
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さいごに

 帳簿は慣れていないと、記帳するのが面倒に思えますが、事業を営むうえで、大事なことなので、記載もれがないように注意してください。

 今回の記事では、過去に何度か問い合わせがあったので、簡易簿記による帳簿のつけ方を、説明させて頂きました。好評であれば、決算書の書き方、複式簿記による帳簿のつけ方も、記事にできればと思っています。

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