個人事業主としての開業準備と開業方法 開廃業等届出書の書き方など

個人事業主

個人事業主とは、法人化せず事業を行う一般個人のことを言います。個人事業主としての開業は、まず何を準備すればよいのか?

開業準備

開業するものによりますが、事前の勉強が必要ですね。どんなビジネスで稼いぎたいのか、どのように活動していくかなどの企画書的なものを作っておくと良いでしょう。一緒に住んでいる家族がいれば、家族の了解を得なければなりません。また賃貸住宅の場合、個人事業主の届出に記載する住所に指定しないでくれなんて不動産もあるので注意が必要です。わたくしの場合は、実家の住所にて届出を提出しました。

開業届け ~ 税務署へ行きます

個人事業の開廃業等届出書」と「所得税青色申告承認申請書」の2通を提出します。国税庁のホームページよりダウンロードすることも可能のようです。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

記入する項目が予めわかっているので、下書きみたいなものを書いて持参し、窓口で用紙を頂いてから書いても良いですし、自宅で印刷し記入しても良いと思います。わたくしの場合は、事前知識がなかったので直接税務署で書くことにしました。

国税庁のホームページを見ると
[提出方法]
届出書を作成のうえ、持参又は送付により提出してください。

と書いてありますが、直接税務署へ行って、窓口で書いて提出でも構いません。

1.個人事業の開廃業等届出書(開業届け)の記入例

わたくしが個人事業主としてスタートした時(平成20年)のですが、参考までに載せておきます。2024年現在、フォーマットにはほとんど変更はありません。実際に記入した用紙は、控えとして印鑑を押してもらいこちらで預かり、大事に保管します。緊張していたせいか文字が汚いです。

記入項目は多くありません。

  • 氏名(印鑑)
  • 電話番号
  • 住所
  • 屋号(未記入でもOK):よほど変な名前でない限り指摘されません。
  • 職業(わかりやすく)
  • 事業の概要

わたくしの場合、開業した当初はインターネットの物販でしたので、「物販」と記入しています。近年では、ブログやYoutubeでの広告収入で開業される方が多いです。そのような場合は、わかりやすく書いて頂いて問題ありません。記入例として

  • 「ライター(ブログの場合)」
  • 「インターネットコンテンツの配信(Youtuberの場合)」
  • 「アフィリエイト(広告収入全般の場合」

などで問題ありません。

屋号に関しては、届け出を出した時に、未記入でも仮でも問題ありません。また変更の手続きは必要なく、確定申告の際に、用紙に新しい屋号を記入し提出して問題ありません。氏名と住所に変更が無ければ問題ありません。

記入に関しては特に難しいところはありません。記入の際に、不明な点があれば窓口の担当の方に聞いてみてください。個人で開業するケースは、だいたい決まった職業なので、税務署の人は全部わかっています。「あぁ、Youtuberですね」といった感じです。

2.所得税青色申告承認申請書の記入例

基本的に「個人事業の開廃業等届出書」と同じように記載します。

簿記方式で、とりあえず簡易方式(控除10万)で丸つけて、確定申告の時に複式方式(控除65万)で出しても問題ないようです。わたくしは、届け出を提出した時には「簡易簿記」を指定して、提出になりました。

複式簿記と簡易簿記の違いは、帳簿の複雑さと、決算書に記入する貸借対照表を作成するかしないかの違いです。わたくしの場合、いきなり開業し、勉強する時間がなかなかとれず、ずっと簡易簿記のままです。

帳簿に関する勉強は開業後に、仕事しながらで十分です。お近くの古本屋で数百円で売ってます(古すぎなければ問題ないかと思います)。

インターネットでも購入が可能です。毎年沢山の関連書籍が発行されています。

開業後にやること

 個人事業主用として使う銀行口座を開設しておくと良いでしょう。個人のプライベートで使っている銀行口座と併用すると帳簿の作成の際に面倒になってしまいます。

 銀行口座の開設には、開業時に提出した開業届けの控えを使います。著者の場合は、楽天銀行にて、個人事業主用口座を作りました。銀行のキャッシュカードに、屋号+指名が刻んであり、個人ビジネスをスタートした感じになります。

他に必要であれば、名刺などを準備します。あると良い物は以下のようになります。

  • パソコン(個人で所有しているなら併用で問題無い)
  • 専用の携帯電話
  • 事業用のSNSアカウント(TiKoK、Instagram、Facebook、Youtube)
  • ドメインを取得し、ホームページ・メールアドレス ドメイン登録【バリュードメイン】
  • 名刺 

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帳簿の管理

1年間の帳簿は、確定申告の歳に、見せもしなければ提出の義務もありません。しかし届けを出した事業所に保管する義務があります。もし税務署から、「おたくの事業の帳簿を拝見させてください…」なんて問い合わせがあったらすぐに見せなければなりません。しかも紙媒体です。すぐに帳簿を見せることができなければ、何かかしらのペナルティがありますので注意が必要です。

個人事業主向けにこんな便利なウェブサービスがあります。(2014/07/16追加)
無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」

確定申告

毎年2~3月に確定申告を行う必要があります。1月1日~12月31日までの売上分をまとめて決算書を作り、提出します。

上記でも記載しましたが、屋号の変更がある場合は、新しい屋号を申告書に記載が必要です。

起業環境が整っているならば、今すぐに起業するべき

今の時点で、起業の環境が整っている人で、独立への熱意がある方は、今すぐにでも起業するべきです。

環境として挙げるならば

  • 資金(起業資金、当面の生活費)
  • プラン
  • 一人で起業ならば経理、確定申告などの知識
  • 同居家族の承諾

といったところでしょうか。

最近では、大学生の在学中に起業される方が、増えてきています。株式会社として、起業するにはハードルが高いようですが、個人事業主としてなら、誰でも簡単に起業することができます。

いきなり起業するのは抵抗があるなら、週末起業からスタート

もし起業への不安があるのであれば、週末もしくは仕事から帰宅したあとの時間を使い、副業としてのプチ独立も良いと思います。実際に自分の周りでもサラリーマンをやりながら、土日だけ活動している人もいます。

自分のやりたいことでお金を儲けられるので、やりがいがあるのはもちろんの事で、将来への期待もあります。手に職を身につけて、週末起業(副業)である程度食べていけるのであれば、今務めている会社がどうなろうが構いません。

一生涯、他人の下で、仕事をするのも良いですが、自分でビジネスを立ち上げてみたいという野望は誰にでもあります。自分の場合、小学生の頃からそんな野望を抱いておりました。大学生の頃は、就職したくないなぁと思い、将来への不安が大きかったのを覚えております。

起業しやすい環境になってきた

今はインターネットが普及し、誰でも起業しやすくなりました。莫大な資金は必要ありません。実行力、そしてプランがしっかりしてさえいれば、誰でも挑戦できる時代がやってきました。今、起業しようか迷っている方で、わたくしのブログがきっかけで起業への意識が高まった人がいれば幸いです。

アメリカでは、日本と違い、個人で起業し、仕事をする人がものすごく多いです。日本も近い将来、「大半の人が起業!」なんていう未来が来るのもそう遠くないでしょうね。

インターネットを利用した個人ビジネスが注目されています。メディアで取り上げられている「ココナラ」のサービスは、個人で仕事を募集したり、受けたりできます。登録は無料です。ライター、イラスト、動画編集など、個人が行っている仕事はほぼ網羅されています。


起業のメリット・デメリット

メリット

  • やった分が、自分の収入になる
  • 好きな時間に好きなだけ、好きな仕事ができる
  • 決定事項の最終判断がすべて自分にある

デメリット

  • 経理などの雑務、営業での新規開拓などすべて自身でやる(従業員を雇っていない場合)
  • 会社員と違い社会的信用が薄い(クレジットカード作成など難しい)
  • 自分が働けなくなったら、事業の継続が困難。跡継ぎがいなければ廃業となる。
  • 事業が軌道に乗らない場合の事も考えなくてはならない。

個人事業主として起業するのが向いている人

基本的に、ビジネスの企画からバックオフィス作業(採用活動、経理など)、営業活動や実際の業務など全て自分でやらなければなりません。継続して稼がないと、ビジネスが成り立たないので、常に仕事のことを考えなければなりません。

現在やっているビジネスが、売り上げが落ちてきたら何が悪いのか考え対策しなければなりませんし、新しいビジネスを始めるのにも試行錯誤する必要があります。よって、考えることが好きな人は、個人事業主としての独立起業に向いているかもしれません。

著者は、ウェブサイト構築や執筆の仕事をしておりますが、いつもビジネスに関する研究ばかりしています。

考えるのが苦手で、単純な作業を好む方は、個人事業主としての独立起業には向いていないです。

さいごに

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著者より

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