ある日、帰宅したら自分の駐車場に他人の車が停まっており、困った経験をされた方は多いかと思います。私も同様に、帰宅するといつも同じ車が停まっており、悩まされた経験があります。
そこで、月極駐車場やアパート・マンションに知らない車が停まっていた場合の対処法をまとめてみました。
他人の車が停まっていた場合の対処法
まずは、怒りを抑え、焦らないことが重要です。基本的に違反では無いので、レッカー移動はできません。
まず、自分の車を取り急ぎ、駐車したい場合は、賃貸住宅にある臨時駐車場・来客用駐車場があれば、そこに停めます。路上駐車して放置してしまうと違反になってしまいます。
（１）停まっている車の中をチェックする
人が乗っているかも知れません。車内にいないようであれば、社外から見える位置に連絡先が書かれた紙など無いか確認してみます。もしかしたら、「邪魔であれば、連絡ください、移動します」といった紙がある場合も。
（２）駐車場管理会社・不動産屋に連絡を入れる
別の駐車場に置けるか指示をもらいます。他に駐車できるところがなければ、コインパーキングに停めて後日支払ってもらう場合もあります。
もしかしたら、他の契約者が駐車する位置を間違えてしまっている可能性もあるので、車種とナンバーを伝えましょう。もし該当していれば、管理会社から連絡してもらえます。
（３）警察に連絡を入れる
事件事故ではないので、警察が対応してくれない場合もあります。車種、ナンバーから、運転手を特定してもらえます。軽く口頭での注意程度ですが、運転手に連絡をしてもらえる場合があります。対応は各地域でまちまちのようです。
駐車場のすぐ前に知らない車がふさぐように駐車してあり、駐車場から出れない場合は、すぐに連絡（通報）しましょう。警察は路上駐車違反には敏速に対応してくれます。
その際、写真を撮っておくと良いでしょう。警察が来る前に逃げられてしまうかもしれません。
（４）車のメーカー（地元）に問い合わせてみる
大抵の場合、管理会社か警察に連絡すればほぼ解決できますが、それでも解決しない場合は車の販売元のメーカーにも問い合わせることを検討します。
販売会社は顧客情報を有しているため、車種とナンバーを伝えて協力を仰ぐのも一つの手段です。もしかしたら、連絡を入れてもらえるかもしれません。
（５）紙を置いて直接運転手に伝える
臨時で停められる場所を知っており、急ぎの対応が必要でない場合ば、停まっている車のワイパーに伝言を書いた紙を挟んでおきましょう。
「ここは、契約者専用駐車場です。移動をお願いします。〇〇管理会社」といったように、業者からの伝言として見せかけるのがよいでしょう。常習犯であれば、びっくりしてもう停めないでしょう。
停められないようにする対策法
（１）カラーコーン
一番効果的なのは、カラーコーンの設置です。自動車が停められないように、駐車場の中央にカラーコーンを置くのが最善です。駐車の度にカラーコーンを設置する手間をかけたくない場合は、駐車スペースの端にカラーコーンを目立つように置くだけでも効果的です。その際、カラーコーンに目立つように張り紙をしてください。「ここは契約者専用の駐車場です。契約者以外は駐車禁止！」といった内容が良いでしょう。日本語が読めない外国人でも、カラーコーンがあるだけで駐車をためらうことがあります。カラーコーンはホームセンターで手に入れることができます。
（２）看板を設置
月極駐車場でも、アパート・マンション駐車場でも、「契約者以外の駐車違反者は罰金をもらいます」、と目立つように看板を設置してもらいます。大抵の駐車場には看板があるのですが、時々無いところもあります。
実際には、違反駐車には罰金を支払う義務はありません。違反の対象になるのは公道による駐車だけです。なので看板効果があるのは、この事実を知らない方に限定されます。
違反駐車に対する注意点
違反があったとしても、自動車に傷をつけたり、張り紙をすることは避けましょう。張り紙ははがす際に問題が生じる可能性もあります。伝言を伝える際も、ワイパーに挟む程度に留めておくのが良いでしょう。
もし車に傷をつけてしまった場合、逆にこちらが賠償する責任が発生してしまいます。
他人の駐車場に無断で駐車してしまう方なので、相手がわかりませんので、トラブルにならないように慎重に行動してください。
さいごに
焦らずに自分の車を停める場所を確保することが大切です。知らない車の持ち主に連絡をしてもらえるように、管理会社や警察に連絡を入れることも重要です。また、今後同じ事が起きないように、カラーコーンなどで目印を設けることが一つの対策となります。
