「売れっ子WEBライター」という書籍を手に入れ、読んでみることにしました。以前書店で目に留まり、気になっていたので、今回ネットで購入しました。私自身もWEBライターとして活動しており、この分野に関する知識や情報には常に興味があります。
この書籍は、WEBライターとして成功するまでの道のりが詳細に描かれています。単なるハウツー本ではなく、著者がどのような困難に直面し、どのようにしてそれを乗り越えてきたのか、そしてビジネスの視点からどのような考え方を持っているのかが綴られています。そのため、この一冊は非常に参考になると感じました。
山口さんが執筆した他の書籍には、「ひとり会議ノート」がありますが、これも読んでみたいと思います。
書籍情報
- タイトル:売れっ子Webライター
- 発行年月日:2019年7月4日
- 価格:1400+税
- ISBN:9784426155530
- 発行:株式会社 自由国民社
- 著者:山口恵理香
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書籍の内容で気になったこと
ビジネスのノウハウにとどまらず、SNSを活用する際の注意点など、再度目を通してみると、新たな視点に触れ、非常に勉強になりました。
以下に、書籍で述べられている内容を簡単に挙げてみます。内容は一部改変しておりますが、著作権の関係もありますので詳細は割愛します。
- 企業への営業活動は、TELよりメールで。企業のHPから問い合わせる。
- 王様のように椅子に座ったままは現状維持。どんどん置いて行かれる。
- 休みなく365日稼働。実績が積めたのは毎日稼働しているから。
- ピーク時は一か月で300本の記事を達成。
- 起床後の2時間をどう使うかが、年収に影響する。
- フリーランスの働き方に天井は無い。やった分、稼げる。
- SNSは自身の履歴書のような物として使う
- SNSで自分の実績をどんどんシェアする
- SNSでは発言に気を付ける。自身が付くと上から目線に成りかねない。
- SNSで個人の感情は公にしない
- SNSは誰に見られているかわからない。企業へのクレームは言語道断。
- 1記事を書く時間を意識する必要あり。
- 休日の必要性は感じられない。土日は執筆に集中。
- 美術館で絵と対話、書店で本と対話。
- 自己啓発書は、生き方・考え方を学ぶ教科書。
- 書店で売られている本をチェックする。
- 書店は神社よりパワースポットに。
- アトリエを借りて仕事する。アトリエは一番のパワースポット。
- 休憩はタイマーを使う。
読んでみて感じたこと
1記事あたりの執筆時間を効率的に活用する
スケジュールを立てる際に最も重要なのは、1つの作業に費やす時間です。
1記事を書くのに約4時間かかると考えると、1日で2記事を仕上げ、年間で600記事に到達する計画が立てやすくなります。記事ごとの時間配分を明確にすることで、具体的な目標が設定できます。進捗が遅れた場合は、残業や休出を考慮して調整し、余暇を確保したい場合は計画を前倒しにします。
1記事あたりの作業時間を短縮するために、効果的な段取りを研究することが重要です。作業時間の短縮に成功し、1日で3記事を書けるようになれば、年間で900記事を達成し、より多くの成果を挙げることができます。
私の場合、月初めの1週間で50記事分のアイデアを考え出し、計画を立てます。それを元に、2週目から4週目で記事を執筆していきます。この方法により、1か月に書ける記事数が30から50に増えました。
企業HPからどんどん問い合わせて営業を行う
個人での活動は、業種によって異なるかもしれませんが、基本的には自ら営業活動を行わなければなりません。待っていても仕事は舞い込みません。積極的に外部とコンタクトを取り、自らチャンスを切り拓いていく必要があります。
人生においては、消極的な姿勢よりも積極的なアプローチの方が大きなメリットをもたらします。仕事でも恋愛でも同様です。
月に300件の執筆実績
月に300件もの執筆記事を達成したという記述は、素晴らしい実績であると感じます。私もWEBライターとして活動していますが、その数字には驚かされます。成功される方々は、通常の人よりも圧倒的な量をこなしている傾向があります。また、週末も有効活用している方が多いようです。
時には休息も重要ですが、結局は成果を出すためには、積み重ねた数が重要です。著者の述べるように、休むと腕が鈍るというのは一理あります。私も休日には仕事には直接関わらない形でアイディアをまとめる時間を持っています。
休日にも軽い練習が必要な場合があるかもしれません。例えば、プロ野球選手の多くは月曜日に試合がないため、その日を休みとしていますが、腕が鈍るのを防ぐために練習に励む選手も多いです。
SNSの利用方法のアドバイス
私もSNSを活用して情報収集を行っていますが、成功を収めている方々の発信を見ると、情報提供よりも、一方的に独り言を述べる傾向が見られます。相手を意識するよりも、自己満足のためにSNSを利用しているような印象があります。
今後の時代では、SNSを効果的に活用できる人が結果を出しやすいと感じます。多くの人々がSNSを情報の入手手段として利用していますが、情報提供のスキルも同様に重要だと考えられます。
さいご
この本は現役のライターが手掛けたものであり、独自の表現や読者にとって非常に読みやすいスタイルで構成されていると感じます。執筆には相当な訓練が積まれていると実感しました。
本を読むことで、新たなアイデアの種が生まれることもあります。些細なヒントでも、自らのスタイルに取り入れて吸収することで、初めて成果に結びつくことができると考えられます。
ライティングの世界は極めて奥深く、記事という製品を完成させることは容易ではありません。ユーザーに満足してもらえるまで文章を練り上げるには、高度な技術と精緻な努力が必要だと思いました。