協調性とADHDについて

協調性とADHD 生き方・考え方
協調性とADHD

身の回りに協調性に欠ける人はいませんか? 小学生や中学生の頃は、少々やんちゃな時期でもあり、極端に協調性に欠ける人が目立つことはありません。成長するにつれて、人は協調性を身につけていくものです。しかし、子供のまま大人になってしまうと、職場で協調性が不足していると感じられることがあります。

大人になる過程で協調性を身につけることは重要です。職場では協力し合い、円滑なコミュニケーションを図ることが求められます。そのため、協調性が不足していると、チームの一員としての信頼性や成果に影響を与えかねません。

協調性とADHDには非常に関連性もあるので、この2つのキーワードをテーマにし執筆しました。

協調性について

協調性の無い人の特徴

協調性のない人の特徴を具体的に挙げると、以下のようなものがあります。

  • 人を助ける機会があっても手を差し伸べない
  • 自分の利益が優先され、周囲のことは考慮しない
  • 気分ややる気が乗らないと欠勤する。他の人が困っていても関心を示さない
  • 自己中心的で、自分の考えや利益ばかりを優先する
  • チームプレイができず、他人の困りごとを無視する

職場において、協調性が欠如していることは非常に重大です。チームワークが求められる環境で、喧嘩腰や周囲への攻撃的な態度をとる人は、その状況を壊す可能性があります。

協調性の欠如は、見ていても痛ましいものです。教養のある職場では、協調性に欠ける人は滅多に見かけません。私自身、様々な職場を経験しましたが、「底辺の仕事と言われる職場」には、協調性のない人が多い傾向がありました。

また、高学歴であっても、協調性があるとは限りません。人は成長過程で経験した家庭環境や教育環境、そして職場の影響を受けて協調性が形成されると考えられます。

協調性がないとリストラの対象になるのか?

協調性に欠ける人は、解雇やリストラの対象となる可能性があります。協調性は人間が社会で生きていく上で重要な要素であり、それがなければ人としての価値が薄れると言えます。厳しい言い方かもしれませんが、協調性がない人は動物と変わりません。職場においては、動物的な振る舞いは不適切です。

意外と知られていないかもしれませんが、一部の企業では協調性の欠如を理由に解雇やリストラが行われることがあります。実際に、協調性の欠如が理由で解雇された人の話はよく聞かれます。

協調性がない人は、教育や改善の見込みがない場合、会社から見ればリストラや解雇の対象となることがあります。一方で、他の会社では協調性に関係なく昇格や昇給、正社員化が行われることもあります。しかし、協調性のない人が職場に多くいると、会社の機能が妨げられ、売上や生産性が低下する可能性があります。

企業は協調性のある従業員が欲しい

企業は、協調性のある人材を求めています。仕事の能力や知識は学べるものですが、性格的な要素、特に協調性は教育が難しく、改善が難しい場合があります。そのため、多くの企業は新卒採用の際に、候補者の内面的な要素を重視しています。

採用面接では、「自分は協調性があります!」と自己PRできるかどうかが重要です。面接官にとって、協調性があるという候補者は好感度が高く、その企業で働く上で貢献できる可能性が高いと考えられます。

ADHDについて

ADHD特徴

大人のADHDの具体的な例をウェブ上の情報や、ADHDの家族からの直接の情報に基づいて以下に挙げます。

  • 片付けが苦手で、散らかった状態でもそれが問題だと気づかない。
  • 時間の感覚が曖昧で、時間にルーズなために予定を守れないことがある。
  • 部屋がもう物でいっぱいでも、ついつい物を買ってきてしまう癖がある。
  • よく使うものを頻繁に紛失し、探すことが日常的になる。
  • 電化製品をつけっぱなしにして出かけてしまうことがよくある。
  • 衝動的な買い物が一般の人よりも多く、無駄な支出が増えることがある。
  • 感情をコントロールすることが難しく、口論や衝突が頻繁に起こる。

これらの症状は、大人のADHDによく見られるものであり、日常生活に影響を与えることがあります。

ADHDの症状は個人によって異なりますが、これらの例は一般的なものです。

20人に1人がADHDと言われている

意外かもしれませんが、20人に一人が、ADHDである可能性があります。本人は気づいておらず、実はADHDだったというケースが多いようです。自分の身の回りにも、ADHDかな?と思う人は結構います。わたくし自身が、医師ではないですし、診断テストを実施したわけでもありませんので何とも言えませんが、もしかしたらこの人はADHDなのかなぁ…と思うと、注意したり、怒ったりできなくなってしまいます。本人が悪いのではなく、障害というものを背負って産まれてきたわけであり、見ていると可哀想になってしまいます。

その人が早い段階で自身のADHDを認識し、適切なサポートを受けることで、人生が良い方向に向かう可能性があります。ADHDであることが認識されず、周囲の人に誤解されたり、未成年のうちにいじめを受けることも珍しくありません。

ADHDは、”病気ではなく障害”なので、努力したり躾けで完治することはありえません。一般的には、遺伝がほとんどであり、幼少期の生活環境などの影響は無いと言われています。

ADHDには家族の理解が必要

ADHDの場合、家族の理解が不可欠です。家族は、「なんでやらないの!できないの!」と責めるのではなく、「できないのは当たり前、手伝うから一緒に片づけをやりましょう!」というサポートの姿勢が重要です。

例えば、家に同じ物があるのにも関わらず、また同じ物を買ってきそうなら、「買ってこなくて大丈夫だからね」と買わずに我慢して帰宅することをサポートすることで、ADHDの家族と円滑に暮らすことができます。

ADHDを理解せず放置していると、ADHDではない家族が参ってしまい、ひどい場合には自殺に追い込まれたりすることもあります(実際に類似の事例はあります)。ADHDの人は、ゴミ屋敷になってもストレスを感じないこともありますが、一般の人がそれを受け入れることは難しいでしょう。健常者がこのようなストレスを抱えていることを、ADHDの人が理解することは難しいかもしれませんが、家族とのコミュニケーションを通じてお互いに理解し合うことが大切です。

ADHDは天才なのか?

ADHDは、一般的な人とは異なる能力を持つことがあります。それは、ひらめきや創造力などの分野で優れていることがあります。そのため、デザイナーや発明家などの分野で成功する可能性が高いとされています。

実際、歴史やメディアを通じて知られる多くの人々が、ADHDではないかという可能性があります。彼らは、その独特な能力を活かして、世界に大きな影響を与えてきました。

たとえば、坂本竜馬やレオナルド・ダ・ヴィンチ、クリントン大統領、エジソン、アインシュタイン、ガリレオ、そしてトム・クルーズなどがその一例です。彼らの業績や才能は、ADHDと関連している可能性が指摘されています。

ADHDは、劣るだけでなく、特別な能力や才能を秘めていることもあるということです。

ADHDと共存には

一緒に生活することは、ADHDのある人やその家族にとって最大の課題の一つです。一般的な常識とは異なる行動や考え方によって、衝突が起こりやすくなります。たとえば、部屋が物で溢れかえり、それでも更に物を増やそうとするADHDの人と、物を増やさないように訴える家族との間での衝突が日常的に起こります。

ADHDの人と共に生活をする側の人が過度に我慢して精神的な負担を抱え、うつ病になったり、自殺や離婚などの深刻な事態に至る例が報告されています。

この問題を解決するためには、お互いの理解が不可欠です。ADHDは知的障害ではなく、日常生活において支障をきたすことがある軽度の発達障害です。そのため、できないことはできないと理解し、相手を受け入れることが重要です。また、ADHDの人も、理解してくれる家族に対して感謝の気持ちを持つことが大切です。

さいごに

協調性とADHDの関係性は複雑ですが、一般的にはADHDの症状が協調性に影響を与える可能性があります。ADHDの症状には、注意力散漫や衝動性、多動性などが含まれ、これらが協調性に影響を及ぼす場合があります。

例えば、注意力散漫な症状がある人は、他人の話を聞いたり、チームの目標に集中したりすることが難しくなる場合があります。また、衝動性が高い人は、他人との意見の対立や緊張した状況において、冷静に対応することが難しいかもしれません。

ただし、すべてのADHDの人が協調性に問題を抱えるわけではありません。個々の症状やその程度、また個人の性格や環境などが影響します。また、ADHDの人でも協調性が高い場合もあります。

協調性を向上させるためには、ADHDの症状に合わせて対処法を考えることが重要です。例えば、短い目標を設定してタスクを管理しやすくする、ストレスを減らすためのリラックス法を学ぶなどが有効なアプローチとなるでしょう。また、周囲の理解とサポートも重要です。

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