職場でもプライベートでも、当たり前のように文句ばかり言う人は、どこにでもいます。文句を言う人は、文句を言われた人の気持ちや痛みなんてわかりません。
1人で文句を言うならまだしも、他人に文句を言って、当たったりするケースでは、少々厄介ですね。争いごとが嫌いな人は、おそらく突発的に文句を言われたことで、心に傷を負ってしまいます。
そもそも文句を言う前に、自分で改善策を出すとかして、文句を言わずに済むように動けないものでしょうか。
文句を言う人の心理や、対処法をまとめてみました。
なんで文句を言いたいのか?
文句を言う人の心理は、相手に辛いのをわかって欲しい・理解して欲しい・賛同して欲しいという意思を示しています。また誰でもいいから文句をぶちまけて当たりたいという感情の表れです。
立場の弱い人であったり、人に当たられやすい優しい人は、少々損してしまうことはあります。
文句を言ってしまう人は、
- 育ってきた環境
- 思考がネガティブ
- イライラしやすいような職場で長く働く
- 妬み・嫉妬しやすい
などが、大きく影響してしまいます。
そんなこともあり、他人に当たりやすい性格になってしまいます。さらに年齢を重ねるたびに、抑えが効かなくなり、若い頃と比較すると、文句を言う頻度は多くなります。
文句を言うような行為は、周りから見ていると、非常に痛々しいですし、人に好かれにくいです。この記事を読んでいる方には、そうならないように、反面教師を見習い、自身が同じような人間にならないように、注意してください。
文句を言う人の心理とは?4選
(1)とにかく妬み・嫉妬しやすい 自分が評価されたい
文句を言う人は、妬んだり、嫉妬しやすい人です。男女別に見ると、女性に多い傾向があります。漢字でも、女偏で「妬」「嫉」で書きます。
嫉妬心から、文句を言う人は、以下のような考えを持ちます。
- 「なんであの人が私より評価が上なの」
- 「あの子はチヤホヤされて、なんだか気に入らない」
- 「仕事ができて、目につく、嫌い」
(2)完璧主義者であることが多い
コンビニの対応でも、「今のお金の渡し方、なってないよ」「対応が遅いよ、待たせないでよ」といったように、自分の考えが当たり前で、その水準に満たしていない状況に出くわせば、文句を言います。つまり完璧主義な考えの人です。
完璧主義で、文句を言う人は、以下のような考えを持ちます。
- 「当たり前のことが出来ないと許せない」
- 「自分だったら出来るから、相手が出来ないのが許せない」
- 「自分の時代は、こうだったから、同じことをさせたい」
状況に応じた対応力は大事なことです。必ずしも完璧主義が正解・不正解とは言えませんが、自分の考えを正当化し、相手に文句を言うのは良くありません。
(3)常にイライラしているので、とにかく理由はともあれ文句を言って当たりたい
他人に対して、感情をぶつけることで、ストレスを発散できます。感情のコントロールが出来ないので、弱い立場の人に当たりがちになってしまいます。日常生活におけるストレスの蓄積により、ブレーキが利かなくなり、ちょっとしたことでも文句を言ってしまいます。
他人に当たりたいから、文句を言う人は、以下のような考えを持ちます。
- 「イライラしているから、またあの人に文句を言ってやろう」
- 「そこまで文句を言う必要はないけど、腹が立ってるからいつも以上に文句言ってやろう」
- 「むしゃくしゃしてるから、イチャモンつけてやろう」
自分自身がおかれている環境が悪く、日々のストレス発散ができてないのが特徴です。また文句を言うターゲットが同じような人になりやすいです。
(4)とにかく自分が中心の人
文句を言う人は、世間が自分を中心に動いていると考えている人です。つまり自己中心的な人です。自分のミスは、しょうがないけれど、他人のミスは許せないと、攻撃的な考えの人が多いです。自分が文句を言われたら、落ち込んでしまうけど、他人に文句を言うのは、何も気にしないという、人の痛みが理解できない人です。
自分中心的な考えで、文句を言う人は、以下のような考えを持ちます。
- 「自分のミスは許せるけど、相手のミスは許せない」
- 「自分が中心だから、他人のミスは絶対に許せない」
- 「自分にはできないけど、他人のあらを探してやろう」
自己中心的な人の場合は、育ってきた環境が悪かったとか、
文句を言う人への対応は?3選
文句を言う人への対応方法は、どうしたらよいのでしょうか?
年中文句ばかり言っている人に、文句を言われていたらどう思いますか?文句を言われるだけの役では、ストレスがたまってしまうのは、言うまでもないですよね。
「なんで自分みたいな下っ端に会社の不満を言うの?もっと上の人間に言えばいいのに!」と感じたことありませんか?それは、文句を言いたい人のはけ口、つまり貴方自身がストレス発散のツールの1つにすぎないのです。
会社組織のような集団では、
- 文句を言う人・言わない人
- 文句を言われる人・言われない人
と、分かれます。
ここで問題なのは、「文句を言う人」と「文句を言われる人」の関係です。ついついターゲットになってしまう人は、いつも決まっています。何か不平不満があれば、ターゲットに対し、感情的に文句を言ってしまいます。
仕事における注意・アドバイス・指導として、何か言われるなら納得することができますが、全く関係ないようなことで、文句を言われては、辛いですよね。
本人が理解して、セーブが効けば良いのですが、文句を言う本人は、何も感じなく、当たり前に日常生活をおくっているだけです。
では、そんなクレーマーのように当たり前に文句を言う人には、どう接したら良いのでしょうか?
(1)文句を言う人と距離を開ける
一番良い方法は、距離を開けることです。不思議なことに、距離を開けることにより、直接文句を言われなくなります
距離を開けるということは
- 極力声をかけないようにする
- 職場では挨拶する程度にとどめる
距離を開け、文句を言われるターゲットから外れたかな?と思い再び距離を縮めれば、またターゲットになりかねません。文句を言うような人は、病気や障害ではなく、その人の性格の問題なので、また同じことを繰り返します。
文句を言われる人も、人間でありロボットではありません。年中、不平不満を聞いていたら、普通の人間なら、気がめいってしまいます。
仮にコミュニケーションが取れて、少し仲良くなったかな?と思っても、性格的なもので、変わることが無い人もいます。また同じような文句を言ってくる人に対しては、逃げることも必要です。
(2)文句と思わない、助言と捉える
もし言われたことが、理不尽ではなく、もしかしたら改善できることであれば、直してしまっても良いかもしれません。文句・クレームだけれど、言われたことを、改善できたら、自身にとってプラスになるのであれば、それは文句ではなく助言として捉えるのも良いかもしれません。
仮に改善できたとすれば、言われた件については、もう文句を言われなくなります。もしまた言われたら、とりあえず相手に共感し、その言ってきた内容の詳細・理由を徹底的に聞いてみます。
通常で考えて、自分の力量以上のことを言われたら、それは文句ではなく、ただの暴言です。
言われた内容は、文句にすぎませんが、視点を変えて、助言として捉えて、自身のスキルアップにつなげられたら理想です。
(3)文句に対するスルースキルを磨く
どんな文句を言われても、スルーする。つまり聞き流すことです。何を言われても、返事だけしておいて、全てスルーします。文句を言うのがパフォーマンスの1つであれば、スルーするスキルもパフォーマンスです。
カラスは「カーカー」、ニワトリは「コケコッコー」と鳴きますよね。文句を言う人は、「また同じ事を言っている、というより鳴いていると考えることです。鳴いているので、人というより、動物として見ることで、ダメージを軽減できます。
単純に受け流すのも大切なのですが、受け流し方によっては、相手も文句を言いにくくなります。「文句を言ったが、良い返事で返された、文句言いにくいな」と。スルースキルを磨き、メンタルを鍛えることは、社会生活を営む上で必要なのかもしれません。
自分が、文句を言う人にならないように
補足で、自分がすぐ文句を言う人にならないようにするためには、以下の事を気を付けてください。
- すぐ文句を言うあの人みたくならないように心がける。反面教師です。
- 他人に文句を言った分、必ずどこかで返ってくる。
- 文句を言いたいと思ったら、一呼吸おいてみる。
- ちくっと刺さったから言い返したいけれど「まあいいか」と思うようにする。
- 文句を言う事で、無駄なエネルギーを相手に、プレゼントしたくない。
- 文句・マイナスな言葉は、運気を下げてしまう。
- 文句0運動、終日文句を言わなかったら、自分をほめる。
さいごに
適度な文句は良いでしょうが、相手を不快にさせてしまうような文句は、控えてください。もし自分が文句をいってしまうかも?と思ったら、一呼吸おいてください。今、ここで文句を言ったら絶対後で後悔してしまう…と思考を持つと良いかもしれません。
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