「物が捨てられない!」「部屋が片付けられない!」と、そんな方いませんか?日本国内には、意外と”物を捨てることができない”人が多いのです。
今回の記事では、なぜ物が捨てられないのか、なぜ片づけられないのか、どうすれば部屋が片付くのかに関することをまとめてみました。
また、どうしても片づけられないという方のために、有料のレンタルボックスサービスを利用する方法もあります。記事の最後の方に、載せておきました。
部屋にある捨てられない物
自分の部屋にあるもので、捨てられない物には、どんなものがあるのでしょうか?
給料明細
ついつい捨てるのに躊躇してしまうのが、給料明細です。自分の頑張った結果なので、捨てられずに残したくなりますね。「あの頃は、こんなに給料が低かったなぁ」「残業時間が、〇〇時間になってる」など、当時の思いで蘇るでしょう。最近では、紙媒体ではなく、PDF形式の電子ファイルでの受け取りなので、部屋に溜まる人は少ないのではないでしょうか。
本・雑誌
本は、何度も読み返したくなるのでなかなか捨てられません。読まなくなって放置されている本が、何年も本棚に放置されることはよくあります。
仕事で、実用書が必要な方は、中々手放すことはできませんね。最近では、コミックも雑誌も実用書も、電子書籍として、スマートフォンで読むことが増えてきています。とは言え、紙の書籍の方が読みやすいという方は、かなり多く、携帯電話が普及した現代でも、多くの書籍を所有する方は、たくさんいます。
バッグや洋服
女性の方は、たくさんの衣類を所有している方はいます。男性の倍以上は持っていると言われています。滅多に切ることがない洋服でも、クローゼットの奥に、保管しっぱなしになることはよくあります。
昔の日記・手帳
日記や手帳などのメモ類は、人によると思いますが、捨てられない方はたくさんいると思います。手書きのメモは、後で読み返すと良いですね。
携帯電話のアプリで、日記アプリ、手帳アプリはありますが、紙媒体での人気は根強く、書店でも日記帳・手帳は、たくさん売られています。
手紙
携帯電話が普及していない時代は、手紙のやり取りは良く見かけました。現代では、手書きのメモなどは、携帯のカメラ機能で読み取り、電子データとして保管することができます。
あと、年賀状も溜まりやすい傾向にあります。
ポイントカード
行かなくなったお店のポイントカードは、使用頻度が低くなっても、また行くかもしれないということで、ついつい捨てずに保管したままになります。
お店が閉店するか、遠方に引っ越してお店に行けなくなる場合などは、ポイントカードを簡単に捨てることができますね。
最近では、お店ごとに、アプリが開発されているので、カードを連帯させてしまえば、ポイントカードは必要ではなくなります。
昔の恋人からもらったプレゼント
プレゼント類は、なかなか捨てられない人は多いのではないでしょうか。特に手編みのセーター・マフラーなどは、壊れない限り捨てるのは難しいでしょう。
ショップ袋
袋は、基本的にゴミ袋として再利用が可能です。有名店のビニール袋や紙袋になると、少し高級感もあり、なかなか捨てられない人が多いようです。
レジャースポットや映画館のチケット
薄い紙っぺらなので、場所をとることも無いので、1つの記念として、手元に残しておくのも一興だと思います。
コンビニやスーパーなどのビニール袋
ショップ袋同様、リサイクル用途として活躍はできます。日本全体でエコ活動が進んでおり、スーパーで買い物をした際には、袋が有料のケースがほとんどなので、どんどん溜まるということは、最近は無いようです。
おもちゃ・ゲーム
プレイしなくなったゲームソフトは、捨てるのはもったいないですね。時間があれば、ゲームソフトを取り扱う中古屋に持って行き、買い取ってもらう方が良いでしょう。おもちゃ・ゲームは需要があるので、インターネットで簡単に売ることもできますし、フリーマーケットに持って行けば、値段設定を間違えなければ、大抵の場合、売ることができます。
その他
その他に、以下のものは、捨てられず、ついつい部屋に置きっぱなしになってしまうのではないでしょうか。
- 『既に亡くなったペットの飼育用品』
- 『PCのパーツ』
- 『リモコン』
- 『配線』
- 『ビデオデッキ』
部屋に物が溢れているデメリット
部屋に、物が溢れかえっている場合、メリットはほとんどありません。必要なものが揃っているくらいではないでしょうか。
部屋に物が溢れかえっている場合の、デメリットをいくつかあげてみました。
必要な物がどこかわからない
部屋に物がたくさんあると言うことは、生活に使う必要な物は、揃っているはずです。しかし必要な物が、どこにあるのかわからなくなりがちです。必要な時に、結局見つけられず、新しい物を買ってしまうといったことは良くあります。
置いてある場所はわかっているけれど、荷物が沢山ありすぎて、すぐに取り出せないということもあります。
地震の時
地震の強さによりますが、震度5を超える地震が発生すると、大抵の荷物は崩れてしまいます。地震対策がしっかり出来ていないと、部屋中に物が散乱してしまうことになりがちです。荷物が少なければ、10分くらいで終わる復旧作業でも、物が沢山あることで片づけるのに数日かかってしまうこともあります。
掃除の時
部屋がスッキリしており、床が見えている状態であれば、掃除機をかけるのは1部屋ほんの数分で済みます。床が見えないくらい物がギッシリ埋まっていると、少しの掃除で、数時間もかかってしまいます。
掃除は定期的に行いたいものですが、毎回荷物を大移動しての掃除となると、つい億劫になってしまい、掃除の機会が少なくなってしまいます。
掃除が困難なために、部屋が不衛生になりがちに陥ります。ダニがゴキブリが発生しやすく、それが原因げ病気になってしまうこともあります。
不用品に発生する家賃
仮に、部屋の半分が”不用品の荷物”で埋まっているとしたら、単純な計算ですが、家賃の半分は”不用品の荷物”を保管しておくための維持費として、無駄な固定費が発生します。
生活スペースの圧迫でストレス
人は、圧迫された空間でストレスを抱えるようです。部屋が狭く生活スペースが圧迫されていることで、ストレスが蓄積されてしまいます。また部屋に物が溢れているため、知人を部屋に招くことが難しいです。もし招待しても、マイナスなイメージを与えてしまうことで、ストレスになってしまいます。
大量の荷物が部屋にあるため、床へのダメージを与えてしまい、時には床が凹んだり、抜けたりしてしまいます。
不運が付きまとう
これは風水的なことですが、古い物・不用品を大量に長期間保有することで、良くない事、不運なことが付きまとってしまうようです。
なぜ物が捨てられないのか
ADHDの疑い
片づけられない・不用品を溜めがちの人は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)が疑われます。ADHDの人は、20人に1人の割合でいるようです。
ADHDの人は、整理整頓が苦手という事であり、決して怠けていて部屋が片づけられないという事ではありません。普通の人と違い、少し散らかってしまうと、どこから片づけたほうが良いのか迷ってしまい、片づけることができず、どんどん部屋が散らかってしまいがちになります。
ADHDの人は、
- 「捨てたいけれど、捨てる判断がわからない」
- 「捨てる目安がわからない」
- 「つい溜め込んでしまう」
と、考える人が多いです。必要な物を保管しておくのは、良いのですが、「これは不用品では?」と思うものまで捨てずにとっておいてしまいます。
遺伝的なこと
上記のADHDの話と、少しかぶりますが、親がADHDである場合、50~80%くらいの確率で遺伝するようです。親が片づけられないつまりADHDである場合、その子供も片づけるのが苦手ということになります。
成長の過程で、物を整理整頓することを当たり前のようにできるようになれば、良いですがほとんどの場合、大人になっても、片づけることが苦手のままになりがちです。
何を捨てれば良いのか、捨てる目安
いつか使うかもしれないし、お金をかけて買ったものだから、捨てるのはもったいない。捨てることに対し制御がかかるのは、ごく普通です。でも必要品と不用品を見分けて、捨てるのが、捨てる技術です。でも捨てる目安がわからないですよね。
片付けの準備
片づけの準備として、片付けようの段ボールを用意しましょう。スーパーマーケットやドラッグストアに行けば、タダで貰えます。運が良ければ、収納用として使える段ボールもたまに置いてあります。段ボールには必要な物を入れていくことにより、床への物品の散乱を防ぐことができます。段ボールには何を入れたのか、大雑把な情報でも良いので、書いておくと後で、どこに何を置いたのかわかりやすくなります。
ゴミ袋はある程度大量に用意しておきます。もし手伝ってくれる人がいれば一緒にやってもらうと効率が良いです。同居している方でも構いません。
まずは、明らかなゴミは捨てる
食べ物・飲み物の容器は、放置してそのままになりがちです。食品トレーや、空き缶・ペットボトル・瓶、あと段ボールは、種類ごとにまとめて、資源ゴミに出します。
紙類は、ひとまとめにして、紐で縛ってまとめます。古新聞・古雑誌の回収車が、近所に回ってくれば、ティッシュやトイレットペーパーと交換してくれます。
滅多に使わない物
- 1年間(春~冬)着ることがなかった衣類
- 3年使わなかったもの(雑貨、文房具、日用品など)
- 5年以上読まなかった書籍・漫画本
- 壊れた家電・家具で修理する予定が無いもの
- 珍しいビン・袋など。(限定物は物によりますが捨てたほうが良いです)
- 賞味期限切れしている保存食
洋服は一年通して着ますが、1年通して全く着ることの無い洋服は処分したほうがいいです。洋服を大量に保有している人は、なおさらです。
お気に入りの洋服があれば、いくつかピックアップし保管しましょう。それ以外の衣類は、少しでも状態が悪くなっているような物は、捨てるか、古着屋に売りにいくなどして処分しましょう。
捨てられないけど、譲渡できるものはある
捨てるのはもったいないけれど、他の人の役に立ちそうなら、譲渡することも考えると良いでしょう。自分にとっては、必要ない物でも、他の人にとってすぐにでも欲しい物である場合もあります。
漫画本、水槽、ギフトとしてもらったタオル、家具・家電など、たくさんあります。他人に譲渡してもよい物を、リストアップし、欲しい人がいれば、譲渡するのも良いでしょう。きっと喜ばれます。
ある程度、価値がありそうなものは、リサイクルショップに買取依頼するのも良いかもしれません。それでも値段が付かず、売れない物を譲渡するという流れも良いかもしれません。
以下の3種類に、分けるのも1つの作戦かもしれません。
- 捨てるもの
- 他人に譲渡・タダであげるもの
- お店などで売却できるもの
読まなくなった古本や見なくなったDVDなどは、ネットオフの宅配買取サービスがお勧めですね。ネット買取の業者の中でも、比較的簡単に手続きができるのが魅力です。
粗大ゴミを捨てる場合
大きな不用品を捨てることは、圧迫した生活スペースを一気に解決してくれます。
捨てる決意はできたが、大型の家具や家電は、通常の燃えるゴミと一緒に出すことはできません。各市町村に、ゴミ処理施設が必ずあります。粗大ゴミを捨てたい場合は、役場もしくは、契約している不動産屋に問い合わせてください。
粗大ゴミを捨てる場合は、〇〇キロで△△円と、処分する重量により、処分代が決まります。目安ですが、机だと2000~3000円くらいかかります。値段は施設によって異なります。
小さな不用品を細々と捨てるより、粗大ゴミを1つ捨てるほうが部屋が驚くほどスッキリする場合があります。粗大ゴミを優先的に処分することをお勧めします。
物を片づけるきっかけを作る
物を取っておいて誰が得をするのか考える
捨てるのがもったいないから、死ぬまで取っておくという考えは、間違えでは無いです。自分が必要であると思い、買ったもの・貰ったものでありますから。
物が部屋に”必要以上”置いてあるということは、それだけ生活スペースを圧迫してしまい、それだけでストレスになります。同居人がいる場合は、迷惑になりますし、トラブルの元にもなります。
また家賃を払って部屋に物を保管するので、タダではありません。捨てなきゃいけない不用品に、維持費という費用が発生しているということは、お金の無駄使い以外何物でもありません。
そこまでして、物を取っておきたいのは、本当に誰が得をするのか?という点を考えてみてください。
片づけるきっかけを作る
片づけられない場合、何が何でも片づける都合を作ってしまうのも良いかもしれません。
一番良い例が、部屋に人を招くことです。人を招くことで、部屋を片付けなければなりません。散らかっている部屋を見られるわけにはいきません。目標ができるので、片付け作業のモチベーションがアップします。
片づけようか迷っている人は、まずは、招く予定の人にアポを取りましょう。
片づけるメリットを考えてみる
片付けるきっかけになるかわかりませんが、片付けたらどんなメリットがあるのか考えてみましょう。大事なコレクションや思い出品を除いて、それ以外は捨てるメリットはたくさんあります。
- 狭苦しい部屋から開放されストレス発散に繋がる
- 部屋に物が少なければ、掃除がしやすく時間の短縮に繋がる
- 不用品が売却できれば、一時的ではあるが臨時収入が発生する
- 不用品・ガラクタを処分し、運気がアップ
- 女性の場合、部屋を綺麗に整理することで、女子力アップに繋がる
- 部屋が常にスッキリしており、いつでも部屋に知人を招くことができる
- 次に引越しするさいに、荷物が少ないので、引越し代がかなり浮かせることができる
引っ越しは最大の断捨離チャンス
引っ越しは、部屋のものを大量に整理整頓するビッグチャンスです。場合によっては、荷物の大半を処分することができるかもしれません。
引っ越しは、断捨離のチャンス
引越しの際に、普段使わないような荷物まで、一通り手に取るチャンスはありますよね。所有している荷物の多さに関わらず。「あれは捨てる、これも捨てる・・・」と、よほどの物に執着のある人でない限り、大量にゴミが出ると思います。
普通の人であれば、新しい部屋に転居するさいに、ゴミも一緒に持っていくなんて有り得ないでしょう。引越しによる断捨離で、引越し後に生活スペースが、より広くなるケースがほとんどです。
不用品への未練を捨て、リフレッシュした気持ちで新居に移りましょう。現状、ゴミ屋敷化している方で、引越しのチャンスが訪れたら、潔く断捨離して、ゴミ屋敷から抜け出しましょう。
引越し後の荷物は、極力少ないほうがいい
引越し先では、少しでも快適な状態から、生活をスタートさせたいですよね。そのためには、引越し前に不用品をできるだけ少なくすることです。
引越し先に移ってから、不用品の仕分けをすればいいかな?という考えは捨てたほうがいいです。どうせ引越し先で、ダンボールを1つ1つ開けて仕分けをするなんて、きっとやりません。
それならば、引越しする2週間前あたりから、
- 絶対使うもの
- 捨てるか悩むもの⇒引越し直前まで保留にしておく
- 絶対使わないもの⇒廃棄で決定
の3つに分けると、良いでしょう。
捨てるのを迷う物があれば、引越し直前まで保留にしておき、引っ越し先に運ぶ荷物が少なければ、取っておき、運ぶ荷物が予想以上に多ければ、”捨てる”を選択しても良いのではないでしょうか。
また、次の引越しに備え、とっておきたい物は最低限に抑えることで、引越し代も安くすむので一石二鳥です。
引っ越しを安く済ませる
引っ越し代は、距離で大きく変わるようです。荷物が多く、さらに遠方に引っ越す場合は、業者によってはかなり差があるようです。ほとんどの場合、見積もりは無料でやってくれますので、いろんな業者に見積もりを出してもらう方が良いでしょう。
大型の家具はレンタカーが必要になったりしますが、引っ越しの荷物が少なければ、自分でほとんどできます。
引っ越しシーズンの時期は、若干割高になってしまいますが、見積もりの際に値段交渉をやってみると、少し安くしてくれる場合もあります。
引っ越し業者に処分依頼も
わたくしの実体験の話ですが、引っ越しの見積もりの時に、捨てても良いかなと思った大型の家具があり、引っ越し業者に廃棄をお願いしたら、格安で処分してくれました。
自分で捨てられない大型の家具などあれば、引っ越しは、絶好のチャンスですので、是非検討してみてください。
レンタルボックスを利用する
レンタルボックスは、どこで借りるのか?
どうしても、荷物に対して部屋が狭く、広い家に引っ越したいが、すぐには難しい方は、有料の倉庫を借りる方法が良いでしょう。地域によって良い方は違うかもしれませんが、レンタルボックスや貸倉庫、またはトランクルール、レンタルコンテナなど、名称は様々です。
どんなサービスなのかというと、月額固定費を払って、倉庫を借りて、荷物を置いておくサービスです。田舎だと、広い駐車場のあるパチンコ店などに、設置されていたりします。
都会だと、スペースが限られているので、なかなか見つからないかもしれません。
レンタル倉庫の「ドットアールコンテナ」さんを紹介します。
- 東京・福岡・愛知を中心に20000室
- ウェブから契約でお得に!(ウェブ特典はHP参照)
- 長期ご利用はかなりお得
↓詳しい最新情報は、下記のウェブサイトからご確認してください。
レンタルボックスで何を預けるのか
レンタルボックスを利用するにあたり、どのような物を収納するのか?
人によりますが、利用用途の一例は以下のようになります。
- 引越しの荷物の一時保管場所
- 大量のコレクションの保管
- バイクの保管
- 車のタイヤ:夏用、冬用
- 大量の衣類:夏用、冬用
タイヤであったり、洋服などは、季節によって、全く使わない方を倉庫に保管しておく方はよくいます。
どうしても住居の限られたスペースに置くと、どうしても家賃がその分割高になってしまいます。住居と別の保管場所にはなりますが、居住スペースには、荷物は置きたくない、広々とした空間で生活したいという方も、多いです。
最近では、地震の影響もあり、部屋に高く積んで保管するより、倉庫を借りて保管しておいた方が安全であるという考えの方もいます。
また居住スペースは、築2~3年の新しいマンションに住み、倉庫は古くてもいいので、レンタルにするという方もいらっしゃいます。
さいごに
今回の記事では、自分の実体験も交えての、物を溜めこむことのデメリット、片付けることのメリットをまとめてみました。また引っ越しを8回経験をしていますので、所有する荷物は必要最低限で済ませるようになりました。その結果、部屋はすっきりしており、快適に生活できています。