この記事では、著者が実際に数年間にわたり、できるだけ自動車に乗らず、移動は極力自転車に切り替えた結果、いくつかのメリット・デメリットがわかりました。体験談を踏まえて、簡単に記事にしてまとめてみました。
車から自転車に切り替えたメリット6選
ガソリン代が大幅にういた
毎日の通勤を自動車から自転車に切り替えることで、毎月3,000円位のガソリン代がうきました。年間では、4万円以上は、ういたはずです。原油高の影響でガソリン代が高騰しているときは、節約する額がより大きくなります。
ガソリン代以外にも、タイヤ代やオイル交換代なども、うかせることができました。オイル交換は、車を運転していなくても、定期的に交換しなければなりませんが、回数は減りました。
もし自動車を持たないもしくは、手放すのであれば、
- 車の代金
- 車検の代金
- 車の保険代
- 車の税金
- メンテナンス代(タイヤやオイル交換)
- 車の故障時の修理料金
- 駐車場代
など、かなりの費用が節約できます。
体重が落ちてシェイプアップ
著者の体験談ですが、車から自転車に切り替えて、最初の1年間で体重が3キロくらい落ちました。体脂肪率も落ちました。自転車に乗ると、脚への部分的な筋力がつくため、脚が太くなりやすいと言われていますが、著者の場合、違いました。脚の脂肪が燃焼されたせいで、脚が細くなりました。まわりからは、「脚、細くなったよね!」と言われました。
脚だけではなく、腰周りがひとまわり細くなりました。体重の推移ですが、5年で65Kgから55Kgになり、10Kg近く減量することができ、毎年実施される健康診断では、医師に「減量でもしているのか?かなり痩せましたね」と言われました。
学生時代のように、自転車に乗る機会を増やしたら、とても良い運動になりました。社会人になると、自転車に乗る機会がほとんど無いですからね。社会人の方は、移動手段が自動車が多いので、細身の方が少ないのでしょうか。
遅刻が全くなくなった
わたくしの体験談ですが、夕方に副業としてアルバイトをやっておりました。自動車での通勤の場合だと、やはり突発的な交通渋滞が多く、一ヶ月に何度か遅刻していました。まして夕方は自動車の交通量が多くなってくる時間帯です。
遅刻するたびに、「30分遅刻します…」と何度も電話をかけていた記憶があります。交通渋滞での遅刻ほど人生の無駄使いな時間はありません。
しかも、副業のアルバイトの職場ですが、途中の通勤に使う道路がいつも混雑しており、さらには職場と駐車場が遠いので徒歩2分かかり、なぜか自転車で通勤したほうが、2~3分早く到着します。原付自転車であればもっと早く到着しそうですが、自転車で十分ですね。
自転車に切り替えることにより、家を出る時間に余裕がうまれたのは、非常に大きいです。
ガソリンを補充しに行く手間がなくなった
少しでも安くガソリンを入れたいので、ちょっと遠くのセルフスタンドまで、2週間に1~2度は行ってたと思います。なかなか時間が無くて、ガソリンを入れに行かなきゃ…と、結構ストレスをかかえてました。
ガソリンを入れるついでに、洗車もしていたので、その時間もかなり大変でした。しかも、いつもスタンドは混雑しており、ただただ大変な記憶しか残っていません。ガソリンを補充しに行って帰るのに、1時間はかかります。
自動車運転しなくなり、運転するストレスがなくなった
自動車運転をやめてから、日常のストレスが大幅に減少しました。かつては、交通渋滞に巻き込まれるたびに、遅刻しないか、間に合うかといった不安に駆られていました。また、地元では交通マナーを無視するドライバーや、突然道路に飛び出す歩行者が頻繁に見られ、特に横断歩道で遊ぶ小学生の姿は珍しくありませんでした。地方の田舎ということもあり、多くのドライバーが高齢者で、彼らの運転にはハラハラさせられることも多く、事故率も高齢者が大きな割合を占めています。
自動車の免許を取得して以来、ずっとゴールド免許を保持している私ですが、常に事故に巻き込まれる可能性がある状況下での運転は、非常に神経を使うものでした。実際、多くの人が運転によるストレスを抱えていることでしょう。そんな運転のストレスから解放されたことは、日常生活において大きな変化をもたらしてくれました。
細い路地で、お店を新発見
自転車に乗るメリットの一つは、細い路地を通りながら新しいお店を発見できる点です。自動車では入ることのできない狭い道も、自転車なら気軽に探索することができます。このため、地元の隠れた名店やユニークなショップに出会う機会が増えるのです。また、自転車は停めやすいため、気になる店を見つけたらすぐに立ち寄ることができます。このように自転車は、地域を深く知るための素晴らしい手段となり、日々の生活に彩りを加えてくれます。
自転車での移動により、表通りにないお店を発見したりすることができました。実際に、見つけたお店に行って買い物したり、飲みに行ったりしました。自転車での探索は、予期せぬ発見と新たな体験を提供し、日常に楽しさをもたらします。
車から自転車に切り替えたデメリット3選
天候の変化が大変
自転車のデメリットは、あまりありませんが、しいて言うのであれば
- 雨・雪の日の移動は大変。
- 強風の向かい風は、最悪。逆のパターンは気持ちいい。
- 真夏の猛暑は地獄。移動前と移動後に、水分を補充しまくっています。
一番のデメリットと言えば、真夏日の酷暑による脱水症状ですね。10分少々の移動ですが、かなり汗をかきます。なので、真夏には体重が大きく落ちてしまいます。
また雨の日は、水たまりの近くを自転車で走行した際に、自動車が水たまりの水をはねて、水を浴びるリスクもあります。
雨風が強い日は、自転車では通勤することはできないという方は、一人乗り電気自動車(EV)もお勧めです。道路運送車両法上では「原付」の扱いになりますので、定期的な車検が必要ありません。また購入時に車庫証明も不要です。
自転車のメンテナンス
常に自転車の空気圧はチェックしなければなりません。いざ出勤する時になり、タイヤがパンクしていたということは、よくある話です。そうならないためにも、日頃から点検は必要です。
また、自転車のライトが乾電池式の場合は、電池残量の確認が重要です。夜間の運転にはライトが必須であり、予備の電池を持つことも良い習慣です。ライトの不点灯は交通違反にもなり得るため、常に点灯することを確認しましょう。
その他、自転車が駐輪場で倒れて破損することもあります。特に、泥除けが破損している場合、雨の日には水しぶきが直接衣服にかかってしまうことも。これらのトラブルも、定期的なチェックで防げます。
自転車のメンテナンスは、車と比較してもはるかに経済的です。少ない費用で長期間、自転車を最良の状態に保つことが可能です。適切なメンテナンスは、毎日の通勤やレジャーをより安全で楽しいものにします。
事故のリスクが大きい
車に比べると、自転車は交通事故のリスクが高いです。基本的に車道を走行しますが、接触のリスクが大きいです。また車道の左側を走行することで、車が左折する際に、気を付けていないと巻き込まれてしまうリスクもあります。
また車と違い、無防備な為、交通事故の際に大きな怪我を負ってしまうリスクもあります。
車と違って、自転車には保険の加入が義務つけられておらず、未加入の方が多いです。通勤や通学で自転車を多用する場合、保険の加入がお勧めです。車の保険に比べると非常に安いです。安い保険だと年間3000円くらいから加入できます。2024年現在、通勤に自転車を使う場合、自転車の保険に加入していないと通勤の許可がでないケースも増えてきています。
ずっと自転車盗難車両保険
目的によって自転車と自動車を使い分ける
移動手段を自動車から自転車に完全に、チェンジするのではなく、目的別で変更するのもよいかもしれません。
自転車の方がメリットがあるケース
- ちょっとした近所の買い物や通院
- 移動先に駐車場が無いもしくは、駐車場が混雑している時
- 春とか秋のように、ちょうどいい気温で、雨が降らない時の通勤通学
- 雪などで道路が規制されている場合
自動車の方がメリットがあるケース
- 3~4人で遠出するとき(1人の時は、電車の方が楽)
- スーパーに大量に買い出しに行く時
- 目的地まで、上り下りの道路が多い時
- 移動時に、大量の荷物がある時
- 雨風が強い時、極端に温度が高いもしくは低い時
自転車通勤が増えている?どんな自転車がお勧め?
通勤に自転車を使う会社員が増えている
最近、通勤手段として自転車を利用する人が増えています。この背景には、健康への意識の高まりと経済性が大きく関係しています。自転車通勤は、公共交通機関や自動車に比べてコストがかからず、日々の運動不足を解消する手助けにもなるため、多くのビジネスパーソンに選ばれています。また、渋滞や混雑を避け、自分のペースで移動できる点も魅力です。環境への配慮から自転車を選ぶ人も増えており、カーボンフットプリントの削減に貢献しています。都市部では自転車専用の道路が整備され始めており、安全かつ快適に通勤できる環境が整備されつつあります。このように、自転車通勤は健康、経済、環境の各面で利点が多いため、今後もその利用者は増え続けることでしょう。
毎日の通勤には、ロードバイクがお勧め
自転車はその耐久性からも優れた移動手段ですが、日常の使用目的や状況に応じて適切なタイプを選ぶことが大切です。特に、自転車を毎日の通勤に使用する場合、選ぶべきモデルにはいくつか考慮すべきポイントがあります。
まず、折りたたみ自転車はその便利さから魅力的に映るかもしれませんが、頻繁な使用には向かないことが多いです。折りたたみ機構部分が壊れやすく、日常的な通勤用としては耐久性に欠けることがあります。そのため、折りたたみ自転車は、たまの週末の使用や、公共交通機関との併用が主な目的であれば適していますが、毎日の通勤には推奨されません。
通勤用の自転車としては、ロードバイク系がお勧めです。ロードバイクは軽量でスピード性能が高く、長距離の移動でも効率的です。また、その設計は長時間の使用に耐えうるようになっており、通勤だけでなく、ウィークエンドのサイクリングや健康維持のためのトレーニングにも最適です。ロードバイクのフレームは堅牢で、適切なメンテナンスを行えば、10年以上の長期にわたって使用することも十分可能です。
さらに、ロードバイクは市場においても多様な価格帯やスタイルがありますから、初心者から経験者まで、自分のニーズに合った一台を見つけやすいというメリットがあります。選ぶ際には、フレームのサイズ、ギアの種類、ブレーキシステムなど、自身の通勤ルートの地形や距離に合わせて選定することが重要です。
このように、毎日の通勤には耐久性と効率を兼ね備えたロードバイクが最適です。適切な自転車を選ぶことで、通勤が快適な時間へと変わり、日々の生活の質を高めることができます。
著者は、25000円くらいのロードバイクを購入し、5年以上使い続けています。
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自転車の主なルールは?
自転車の運転には、安全と秩序を保つためのいくつかのルールがあります。あまり知られていないルールもありますので、以下に主要なものを簡単にまとめます:
- 傘さし運転禁止:自転車を運転中の傘の使用は禁止されています。雨天時はレインコートの使用が推奨されます。
- 逆走禁止:自転車での逆走は非常に危険であり、事故の原因となるため禁止されています。常に交通の流れに従って正しい方向に進みましょう。
- ライト無点灯禁止:夜間や視界が悪い条件下で自転車に乗る場合は、前照灯と後部の反射器を点灯させることが義務付けられています。これにより、他の交通参加者に自分の位置を明確に知らせることができます。
- 歩道走行禁止:特定の条件を除き、自転車の歩道走行は原則として禁止されています。自転車は車道を走行することが基本ですが、看板や地域の規則により歩道走行が許可されている場合もあるので、その場合は歩行者を優先して慎重に運転する必要があります。
これらのルールは、自転車乗り自身だけでなく、周囲の人々の安全を確保するために非常に重要です。安全な運転を心がけ、ルールを守ることで、より快適で安全な自転車ライフを楽しむことができます。
さいごに
自転車に乗ることで、環境への取り組みにも協力できますし、出費を抑えられたり、ストレスから解放されたりと、良いことばかりですが、人や住んでいる地域によっては、自転車の方がメリットが少ない場合もあると思います。
もし自転車への切り替えに、興味がある方は、是非いちど実践してみてください。春とか秋は、自転車の移動は、ほんとうに快適ですよ!!
日本は海外に比べ、運動する機会が少ないそうです。海外では体を動かすのが、小さい頃から当たり前らしいです。そのためか、ラグビーやサッカーなどのスポーツでは、世界大会において日本は海外に通用しないそうです。
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