チャットGPT4.0を使ってみて出来るようになったこと(執筆編)

仕事に関すること

私はウェブライターとして活動しています。最近では、執筆業務においては文章生成AIを代表するChatGPTを駆使し、作業効率が大幅に改善しました。さらに、記事に使用する画像についても、画像生成AIを活用して新たな画像を簡単に作成しています。

具体的にどのような方法で効率が向上したのか、また執筆以外にもチャットGPTを活用した利便性の高い方法についても、記事にまとめてみました。

文章生成AIのチャットGPTについて

チャットGPT概要

ChatGPTには3.5と4.0の2つのバージョンがあります。4.0の方がより多くの機能を持っていますが、現在2024年時点では、3.5のバージョンが無料で利用できる一方、4.0は有料(月間20ドル)となっています。

ChatGPT (openai.com)

パソコンで使う場合は、上記のURLにアクセスし、登録することで無料で使うことができます。ブラウザ上での作業になるのでアプリのインストールは必要ありません。スマートフォンで使いたい場合は、専用アプリがあるので、ダウンロードして使うことができます。

今回は、無料で利用可能な3.5バージョンのChatGPTをどのように活用できるかに焦点を当ててみたいと思います。

chatGPT

チャットGPTができること

チャットGPTができることは

  • テキスト生成: ChatGPTは、与えられたテキストに基づいて次のテキストを生成することができます。これにより、文章の自動生成や、会話の継続などが可能です。
  • 質問応答: ChatGPTは一定の質問に対して適切な回答を生成することができます。一般的な知識や情報に基づいて応答を提供します。
  • 文脈理解: ChatGPTは、与えられた文脈を理解し、その文脈に基づいて適切な応答を生成することができます。これにより、より自然な会話が可能です。
  • 言語理解: ChatGPTは、多様な言語の理解に対応しています。英語だけでなく、他の言語にも適応可能です。

つまり調べたいことの詳細を教えてくれます。検索エンジンで検索するより、細かい注文を丁寧に教えてくれます。教えてもらった内容に、〇〇についてもっと詳しく教えてくださいと、お願いすれば詳細な情報を提供してくれます。

チャットGPTができないこと

  • 具体的な個人情報の提供: ChatGPTは、個人情報やプライバシーに関わる具体的な情報を提供することはできません。センシティブな情報に関しては、適切なセキュリティ対策が必要です。
  • 感情や意図の完全な理解: ChatGPTは、一定の文脈を理解することはできますが、感情や意図の完全な理解は難しい場合があります。より複雑な感情や意図に対しては、人間の介入が必要です。
  • 専門知識の提供: ChatGPTは、一般的な知識や情報に基づいて応答を生成しますが、専門的な知識や特定の分野に関する深い理解は持ち合わせていません。特定の専門分野に関する質問に対しては、専門家の助言が必要です。

3.5の現時点の能力としては、個人の感情などは持っていないようです。しかし、10年後にAIを超えるAGIというものが完成されると言われています。AGIは感情をもったAIであり、人間より1000倍以上の知能を持つだろうと言われています。

チャットGPTに執筆作業を手伝ってもらう

テーマから構成を提案してもらう

チャットGPTに「”高校生向けに、大学へ進学する意味”というテーマでブログの記事を書きます。どのような構成が良いのか、提案をお願いします。」と依頼してみました。すると以下のような回答が、チャットGPTから返ってきました。

GPT001

具体的な構成を提供してもらいましたので、ここから各章の細かい内容を執筆していきます。実際には、「大学進学の重要性を紹介し、読者の関心を引く。」について300~400字で詳しく書いてくださいと、お願いします。

GPT003

このような流れで記事を作っていきます。出てきた文章は、必ず完璧な内容ではありませんので、自身でチェックし訂正する必要がある部分に関しては、訂正作業が必要となってきます。

自分で書いた文章を訂正してもらう

次は、文章は自分で書いて、それをチャットGPTに訂正してもらいます。

サンプルの文章を用意してみました。わざといい加減に書いたつもりです。以下の文章をそのままチャットGPTに送信してみます。

「これは自己紹介のサンプルの文章です。わたしは1980年うまれの男性で、ライターやってます。ライター暦は10年くらいです。ウェブサイトで様々なジャンルの記事を書いています。得意なジャンルはITに関する内容です。役に立つ情報を発信しようと心がけて記事を書いています。」←ここまでの文章を、わかりやすく直してください。訂正が必要な所は訂正してください。

すると以下のような文章が返ってきました。若干変なところがありますが、少し読みやすくなっています。ライター風に書き直してくださいと注文すれば、執筆のプロっぽい文章に仕上げてくれます。

GPT004

広告リンクのURLを作成してもらう

ASPを使ったリンク作成作業をチャットGPTに依頼することも可能です。

当ブログでは、ASPを利用しておりますので、商品やサービスのリンク先のURLを準備する必要があります。この作業は、少し面倒であり、ASPにログインし、URLを作成しなければなりません。

わたくしの場合は、この作業をチャットGPTに作ってもらっています。生成するURLは、所有するブログのURLや、紹介先のURLと使用するASPによりそれぞれ異なります。またお金が絡んでくるので詳細の説明は、省きますが、この面倒なURL作成作業を、チャットGPTに依頼することもできます。

予めフォーマットを準備しておき、指定したキーワードをパーセントエコーディングし(形を変えること)、固定のURLをくっつけるだけです。

サンプルを作ってみました。楽天ブックス、アマゾン、YAHOOショッピング、メルカリで「チャットGPT」についてASPのURLを作成した欲しいと依頼しました。キーワードと定型文をくっつけてチャットGPTのチャット欄に流してみます。以下のようなリンクを生成してくれました。本の数秒で完成です。このように使い方によっては、作業内容によりますが、大幅に効率が改善することもあります。

ブログ記事に、アップルストアからアプリをダウンロードするURLを記載したい場合、チャットGPTを使って簡単に生成することも可能です。

様々なAIを取り入れ効率化を狙う

AIで効率アップ

以前は文章を見直したり、よりわかりやすい表現を模索することが多かったのですが、最近ではその作業を完全にチャットGPTに委ねています。自身で最終チェックを行い、意味不明な文章が現れたら修正しています。同様に、リンク作成の作業もチャットGPTに全て任せており、執筆に関する作業が大幅に改善されました。まるで頼りになるアシスタントが一人増えたかのような感覚です。

チャットGPTが出来ること出来ない事を理解し、、どのようなタスクを委託することで効率が飛躍的に向上するかを把握することは重要です。うまく活用できれば作業効率が2倍にも3倍にもなります。効率が改善し空いた時間を休暇や別の作業に充てることも可能です。

執筆作業は文章作成だけではありません。画像生成も必要になってきます。次の項目で説明します。

画像生成AIを使って作業効率改善

ブログで画像を使うことがあります。主に記事のアイキャッチの部分の画像を、画像生成AIで作成しています。

以前は商用利用可能な画像フリーサイトから画像を探し、必要に応じて加工する作業を行っていました。しかし、希望する画像が見つからずに時間を費やすことがよくありました。

画像生成AIを使うことで、欲しい画像を事細かく注文することができます。

2024年現在、いくつかのウェブサイトでフリーで利用可能な画像生成AIが提供されています。その中でも、マイクロソフトのデザイナーである「Bing画像生成AI」がおすすめです。

Bing
Bing のインテリジェント検索機能により、探しているものをより簡単にすばやく見つけられるようになり、リワードも得られます。

このウェブサイトでは、チップ制を採用しています。チップが無くなっても、リクエストはキューに追加されますが、優先順位が後回しになる為、待ち時間が長くなります。

また、希望する画像をテキストから生成してくれるため、細かな指示を与えることが必要ですが、それによって自分が求めるイメージに近い画像を得ることができます。

画像生成AIで作ったサンプルの画像です。「沈没船の船内」と「未来のトラック運転のAIによる自動化」の2つです。注文通りの画像を作ってくれました。

画像ファイルを読み込んで、処理も可能

チャットGPT4.0では画像ファイルを読み込んで、処理を依頼することもできます。

例えば、ドラゴンボールのアニメのシーンを、写真で取り、チャットGPTに読み込ませてみました。ここで元ネタである画像は著作権のため、公開はできません。ドラゴンボールの主人公である孫悟空と警察官のシーンです。アップロードした情報を元に、リアリティーある画像を作り出してくださいと依頼したところ、下記のような画像ができあがりました。

ドラゴンボールのシーンを変換

次に、公園で桜の写真を撮り、イラスト風に作り直してくださいと依頼したところ、下記のような画像が出来上がりました。

桜の写真から、桜のイラストに

表のデータも作成可能

チャットGPTに、表のデータの作成を依頼してみました。「阪神タイガースの掛布雅之氏のデータを表で作成してください。試合数、打席数、安打、本塁打、打点、打率だけでOKです。生涯成績を年度別に、表を作ってください。データはわからないと思うので、適当な数値を入れてください。」このような指示で、依頼しました。以下のような表が作成されました。

こちらの表はそのままコピー&ペーストで、ブログ記事に貼り付け可能です。CSV形式のファイルも読み込み可能であるため、細かい指示を出し、出力方法をカスタマイズすることも可能です。

さいごに


今回の記事では、執筆に特化した生成AIを活用した効率改善に焦点を当てました。未来に向けて、AIの進化はますます加速するでしょう。この進化したAIを巧みに活用することで、私たちの仕事を効果的にサポートするだけでなく、飛躍的な成果を生み出す可能性があります。AI同士でディベートさせるなど、その使い道は無限にあります。

AIを自らのパートナーやチームの一員として位置づけ、その能力や潜在性を理解し、最大限に活用することが不可欠です。そのためには、AIが果たせる役割や機能を把握し、それを適切に活かす方法を熟知することが肝要です。

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