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「ビジネス」と「ドラクエ」を照らし合わせてみた

仕事ラボ

ビジネスの世界は、RPG(ロールプレイングゲーム)の冒険に非常に似ています。謎多き地図から霧が晴れるように、市場の不確実性を解明していく過程。ダンジョンを探索し、未知の敵に立ち向かう勇気。そして、最も重要なのは、チームで力を合わせ、各々の強みを生かして困難を乗り越える協力です。この記事では、RPGのゲームから抽出した比喩を通じて、ビジネスで成功するためのユニークな視点と戦略を探求します。新たなアイテムやスキルを獲得するように、ビジネススキルを磨き、プロジェクトやキャリアの各ステージで成長を遂げる方法を見ていきましょう。

今回の記事ではビジネスネタとしては、脱線してしまうかもしれませんが、違った視点でビジネスに興味を持っていただけたらと思います。ちなみにRPGの要素として、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を参考にし記事を書いています。

「ビジネス」と「ドラクエ」を照らし合わせてみる

ビジネスの概念とRPGの要素を組み合わせた比喩の例をいくつか挙げてみます。

ボスと戦うための武器防具と競合ライバルと競うためのスキル

  • ドラクエ: ひのきの棒を装備した戦士、メラしか使えない魔法使いではゾーマを倒せない
  • ビジネス: 他人・他社に負けないスキルがないと、競合ライバルと戦えない

補足:個人で何か始めるにしても、自身の武器となるものが無いと、稼ぐことは難しいですね。

村人救出と人ためになること

  • ドラクエ: 連れ去られた村人を助けて、報酬をもらう。
  • ビジネス: 人のためになることやる・便利な物を作って、報酬をもらう。

補足:人のためになることをやる・作るを続けていれば、収益に繋がりますね。

スタート地点と入社したばかり

  • ドラクエ: スタート地点にずっとウロウロしていても、レベルはなかなかアップしない。
  • ビジネス: 入社したばかりのままだと、昇給昇格はできない。

補足:現状維持のままでは、いくらたっても能力はそのままになってしまいます。

仲間を雇うと外注

  • ドラクエ: ゴールド($)を払って仲間を雇い、パーティのレベルアップをはかる。
  • ビジネス: 外注し、作業効率がアップする。

補足:1人でやるより、2人でやった方が、2人以上の実績を残せる場合もあります。

敗れたボスと失敗したビジネス

  • ドラクエ: 1度敗れたボスに対策を練って、再挑戦し倒す。
  • ビジネス: ビジネスに失敗しても、対策案を練り、解決していく。

補足:改善と継続で、課題を解決することができます。明らかにクリアできない負けイベントも存在するのも、ドラクエとビジネスの面白いところです。

新しい街と行動範囲

  • ドラクエ: 行ったことのない街へ行くと、村人から新しい情報を入手できる。
  • ビジネス: 行動範囲を広げ、いろんな人と交流し情報を入手できる。

補足:行動範囲を広げることは簡単ではありませんが、たくさんの情報を入手することができます。情報を入手することで、視野も広がりますし、新しい企画もできます。

レベルアップとスキル獲得

  • ドラクエ: 冒険を進めるにつれて経験値を得て、レベルが上がり新しいスキルを獲得する。
  • ビジネス: 新しいプロジェクトや挑戦を通じて、経験を積み重ね、新たなスキルや専門知識を身につけることができる。

補足:何をするにしても「経験」というスキルが一番重要です。失敗経験でも、後にそれが役に立つ時が必ず訪れます。

クエストとプロジェクト

  • ドラクエ: クエストをこなすことで物語が進行し、報酬を獲得したり、情報を入手することができる。
  • ビジネス: プロジェクトを成功させることで会社の目標達成に貢献し、評価や昇進の機会を得る。

補足:達成してきた実績は、形として残るので、評価されやすくなります。

パーティー結成とチームワーク

  • ドラクエ: 効率的なパーティーを組むことで強敵に立ち向かう。戦士のみのパーティより、回復役、補助役がいるとバランスが良い。
  • ビジネス: 効果的なチームワーク、個々の能力によって困難な課題を乗り越え、プロジェクトを成功に導く。

補足:チームのバランスが偏っていると、ドラクエでもビジネスでも攻略が難しくなってしまいますね。各々が得意とすることを全力で出し切って、立派な成果を残せるものだと思います。

探索範囲の拡大と市場拡大

  • ドラクエ: 新しいエリアを探索することで、未知のアイテムや敵に遭遇する。
  • ビジネス: 新しい市場や分野に進出することで、新規顧客を獲得し、ビジネスを成長させる。

補足:SNSをはじめたら、あまり聞いたことがない「ワード」や「出来事」を知るきっかけになるという話は良く聞きます。新しい発見はワクワクしますね。当時ドラクエ3のアレフガルドの存在を知った時は、多くのプレイヤーは度肝を抜かれたかと思います。

ボス戦と大きなプレゼンテーション

  • ドラクエ: 大ボスに挑む前には準備を整え、戦略を練る(攻略本や攻略サイトがあると準備しやすい)。
  • ビジネス: 重要なプレゼンテーションや商談の前には、情報収集と計画立案に時間を割く。

補足:ドラクエでもビジネスでも、事前の準備を怠ると、こけてしまうことがほとんどです。準備は大事ですね。重要な挑戦のさいには、しっかりとした対策をしましょう。

経験値共有とナレッジシェアリング

  • ドラクエ: モンスターを倒し、経験値を皆で山分けすることで、全員が均等に成長する。
  • ビジネス: 知識や経験をチーム内で共有することで、全員のスキルアップと効率的な問題解決を促進する。

補足:1個人だけ能力を高めるより、チーム全体として底上げした方が、ビジネスとしては稼ぎやすくなりますね。ビジネスではドラクエ同様に、経験値を均等にすることで、個々の成長スピードという点では遅くなります。誰かが風邪で休んでいたら、その人の仕事を担当し、経験値がより多く貰える場合があるかもしれませんね。ドラクエにおける経験値の均等システムは、ビジネスと照らし合わせることができ非常に面白いですが、シリーズによっては経験値の山分けはしない場合もあります。

アイテム合成と製品開発

  • ドラクエ: 複数のアイテムを組み合わせて新しいアイテムや武器を作る。
  • ビジネス: 異なるアイデアや技術を融合させて、革新的な製品やサービスを開発する。

補足:AIをはじめとする新技術を、既存のシステムと融合することで、画期的な商品が生まれることもあります。試行錯誤をかさねて、新しい技術開発を成し遂げましょう。

ギルド加入と業界団体のメンバーシップ

  • ドラクエ: ギルドに加入して、支援や情報、リソースを共有する。
  • ビジネス: 業界団体やビジネスクラブに参加して、ネットワーキングを強化し、最新の業界動向や情報を得る。

補足:個人でビジネスをする場合でも、異業種交流会などに参加し、情報はどんどん入手する必要があります。団体内の情報量はとてつもないです。

セーブポイントとマイルストーン

  • ドラクエ: セーブポイントでゲームの進行状況を保存し、失敗した際にそこから再開できる。
  • ビジネス: プロジェクトのマイルストーンを設定し、達成ごとに評価を行い、必要に応じて計画を調整する。

補足:例えばシステム開発などでは、大きな後戻りが無いように、常日頃からバックアップなどを取るなど、しっかりとした対策が必須となっています。個人で稼いでいる方も、ブログのデータやパソコンのファイルなどは、こまめにバックアップしてください。

ランダムエンカウンターと市場の機会/リスク

  • ドラクエ: 探索中にランダムに敵と遭遇し、不測の戦闘が発生する。
  • ビジネス: 予期せぬ市場のチャンスやリスクに直面し、それに対応するための迅速な意思決定が求められる。

補足:例えばシステム開発の画面では、仕様変更であったり不具合だったりと、様々な問題に直面することが当たり前です。何も起きないことはあり得ませんね。わたくし個人ですが、仕事の営業電話を受けたことがあり、無知ということもあり良い対応が出来ず苦い思いをした経験もあります。

武器防具屋・道具屋・宿屋と便利屋(万能型)

  • ドラクエ: 武器防具屋・道具屋・宿屋は分かれている。
  • ビジネス: 事業・技術ごとに、部門分けされている。

補足:ドラクエでは、武器防具の店・道具屋に分かれて、買い物客にとってわかりやすいですよね。ビジネスでも、便利屋より何かに特化していた方が稼ぎやすいですね。

著者
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ドラクエをやったことがある方は、RPGとビジネスがうまくリンクできたのではないでしょうか?ふと思い浮かんだらまた追加したいと思います!

ビジネスとRPGを照らし合わせるメリット

ビジネスとRPGを照らし合わせることには、いくつかのメリットがあります。この比喩を用いることで、複雑なビジネスコンセプトをより理解しやすく、覚えやすくすることができます。以下に主なメリットを挙げます:

  1. 理解の促進
    • RPGは物語性が高く、親しみやすい要素が多いため、ビジネスの概念や戦略をゲームのシナリオに見立てることで、より直感的に理解できるようになります。特にゲームを好む人にとっては、学びが楽しく感じられるかもしれません。
    • 一般企業ではロールプレイングを、研修の一環として取り入れることはよくあります。
  2. 記憶に残りやすい
    • 物語やゲームのエピソードは記憶に残りやすく、ビジネスの教訓をRPGのクエストやキャラクターに関連づけることで、重要なポイントが頭に残りやすくなります。
  3. 創造性の向上
    • RPGの多様なシナリオをビジネスの状況に適用することで、問題解決のための新しいアプローチや創造的な解決策を思いつきやすくなるかもしれません。これは特に、革新的なアイデアやユニークなマーケティング戦略を求めている場合に有効です。
  4. モチベーションの向上
    • RPGでキャラクターが成長するように、ビジネスでも自己成長やキャリアアップを目指すことは大きな動機付けになります。ゲームの成長メカニズムを模倣することで、目標達成の過程をより楽しく、やりがいのあるものに変えることができます。
    • RPGもビジネスも、どちらもゴールは「攻略すること」です。攻略のために、どうしたら課題をクリアできるのか、どのようにモチベーションを維持すれば良いのか、考え直すよいきっかけになるかもしれません。
  5. チームワークの強調
    • RPGのパーティーシステムは、異なる能力を持つメンバーが協力して困難に立ち向かうことの重要性を教えてくれます。ビジネスでも、多様なスキルセットを持つチームメンバーが効果的に協力することが、成功の鍵となります。
    • ビジネスの基本はチームワークです。RPGとビジネスを照らし合わせることで、チームプレイの重要さを改めて認識できると言えます。

これらの点から、ビジネスの教訓をRPGに見立てることは、教育的な側面だけでなく、楽しむことによる学習効果を高める手法として非常に有効です。それぞれのビジネスの場面で、RPGの要素を取り入れることにより、従業員やチームが新しい視点を持ち、より積極的に業務に取り組むことが期待されます。

さいごに

ビジネスとRPGを照らし合わせ、違う視点でビジネスについて考えることができたのではないでしょうか?攻略本(ビジネス書)ばかり読んでいては、進みませんからね、とにかく手足を動かさないと、RPG(ビジネス)は前に進みません。落とし穴に落ちる(思わぬバグに遭遇する)ことも、やっとのことでボスを倒せた(長いプロジェクトが終わった)ことも、長いRPG(ビジネス)において、貴重な経験なのです。経験を積んでレベルアップをしていきます。

ビジネスとRPG(ロールプレイングゲーム)の要素を比較することは、複雑なビジネス概念を理解しやすくし、記憶に残りやすくする効果があります。RPGの物語性やキャラクター成長のメカニズムをビジネス戦略に見立てることで、創造性を刺激し、問題解決への新たなアプローチを提供します。また、チームワークの重要性や目標達成のモチベーション向上にも寄与し、楽しみながら学ぶことが可能になります。特にゲームを好む人々にとって、ビジネスの理解を深める魅力的な方法となるでしょう。

著者
著者

著者は1980年生まれで、ファミコン時代からドラクエをプレイしています。人並以上プレイしたこともあり、モンスターの名前とか全て暗記しています。それなりに時間をかけたことは、40歳になっても覚えているのですね。

著者より

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